サッカーワールドカップ(W杯)出場国紹介!【スウェーデン】

      2018/09/21

北欧のサッカー強豪国、スウェーデン。緯度的には開催国であるロシアに近いので、環境面では有利ではないかと思いますよね。

スウェーデン代表の絶対的エース、イブラヒモヴィッチが代表を引退し、世代交代が図られているなか、2018ロシアワールドカップでは躍進することができるのでしょうか?

対戦国や日程を含めて、スウェーデン代表について深掘りしていきましょう。

スウェーデンってどんな国?

スウェーデンと聞くと、どんなイメージがあるのでしょうか?北欧でオーロラが有名で、オーロラ見たさに日本人観光客も多いですよね。また、日本が参考にしたい福祉国家で、医療費や教育費がかからないことでも世界が注目しています。

スウェーデンは、国王制ということもあり、日本の天皇家とも関りが深く、陛下がスウェーデンを訪れたニュースなどを覚えている人もいるかもしれません。

スカンディナヴィア半島に位置しているスウェーデンは、西にノルウェー、北東にフィンランドが隣国で、北欧の国です。平均気温がワールドカップが開催される6月で、15度ほどと、開催地であるロシアとほぼ同じくらい。13~15度程度が一番サッカーをやるには適温ですから、スウェーデン代表は、ベストコンディションでのぞめるのではないでしょうか?

面積は、449,964km2で日本の全面積(377,972.28km2)より一回り大きいイメージです。そのなかの、水面積率が8.7%と高く(日本は0.8%)、水の豊かな国です。

人口は、9,596,436人で日本の20年後くらいのイメージでしょうか?面積に比べたら人口密度はそこまで高くないですね。また、冒頭でも書いたように、世界最先端の福祉国家として知られていて、医療費や教育費がかからなかったり、育児手当が手厚いなど日本人から見たら羨ましい制度が多いです。ただ、消費税が25%と、10%に上げるかで揉めている日本では考えられないほど高いですけどね。

首都はストックホルム。1912年には夏季オリンピックの開催地にもなったほど、昔から栄えている大きな都市です。イメージとしては、観光スポットになる博物館が多く、文化の街ですよね。

スウェーデンの自国リーグは、アルスヴェンスカン(全スウェーデンの意味)があり、2016,2017シーズンと2連覇しているマルメFFが歴代優勝回数トップの23回を誇る強豪チームですね。現スウェーデン代表には、マルメFFやIFKノルシェーピンなどアルスヴェンスカン所属の選手も多いです。

スウェーデン代表とは?

一般人でも男性の平均身長が178cmもあるスウェーデン。172cmの日本と比べてもやはり高身長なイメージはありますよね。

そのイメージのまま、スウェーデン代表の高さは大きな武器となります。身長197cmを誇るFWグスタフ・ニルソンを筆頭に180cm超えの選手がずらり!対戦国的には、比較的上背のない選手が多い韓国代表とは、この高さが決め手になるかもしれません。

2018ロシアワールドカップヨーロッパ予選では、グループAに属し、オランダ代表、ブルガリア代表といったサッカー強豪国を退け、6勝3敗1分けの成績で、フランス代表の次ぐ2位通過で本戦出場を決めました。

1990年代から2000年代初頭の頃のスウェーデン代表は、イブラヒモヴィッチやラーションなど絶対的エースを擁していて、無類の強さを誇っていましたが、その頃に比べると、絶対的エースは不在で、こじんまりしてしまっている印象は拭えません。

その分、チームのまとまりは強く、堅守でカウンター攻撃を得意としています。

現在のFIFAランキングは、18位。ポイント数を稼げるヨーロッパのなかでは正直、低いと言える順位です。

死の組の入った?スウェーデン代表、グループリーグ突破が可能か?

運も実力のうちとよく言われますが、ワールドカップにおいては、やはりどのグループリーグに属するかは大きな問題です。特に開催国(今回で言うロシア)は、FIFAランキング関係なく、グループリーグから強豪国との対戦を避ける目的で、ポットA(ランキング上位国)に属されるため、いきなりドイツ代表やブラジル代表のような優勝候補国と対戦を免れます。

逆に言えば、ロシアと同じ組になった他の国は、より決勝トーナメントに行ける確率が上がるとも言えるのです。

スウェーデン代表が入ったグループは、グループF。毎大会、どこかのグループは必ず言われますが、今大会で死の組と言われるのが、このグループFではないでしょうか?

前回優勝国であるドイツの実力は抜き出ているイメージですが、抽選で戦力をバランスよく割り分けたはずなのに、FIFAランキングとしては(対戦国である)メキシコ代表が17位、スウェーデン代表が一つの下の18位。同組でここまで実力が拮抗しているチームも珍しく、壮絶な2位争いが予想されています。

スウェーデン代表と対戦する国は?試合日は?

スウェーデン代表が入ったグループは、グループF

グループFには、スウェーデン代表のほかに、ドイツ代表、メキシコ代表、韓国代表の計4チームとなっています。

6月18日15:00(18日21:00) スウェーデン代表 vs 韓国代表(ニジニ・ノヴゴロド/ニジニ・ノヴゴロドスタジアム)

6月23日21:00(24日3:00)スウェーデン代表 vs ドイツ代表(ソチ/フィシュトスタジアム

6月27日19:00(27日23:00)スウェーデン代表 vs メキシコ代表(カテリンブルク/エカテリンブルクアリーナ)

※()は日本時間

前述通り、メキシコ代表とのし烈な2位争いが予想されるスウェーデン代表。3戦目である直接対決はもちろんのこと、鍵を握るのは、それまでの2戦で、どちらが精神的に有利な状況に持ち込めるかではないでしょうか?

スウェーデン代表としては、初戦の韓国戦で確実に勝ち点3をもぎ取り、勢いにのり、2戦目のドイツ代表とは引き分け狙いでもよいのではないでしょうか?そうなれば、メキシコ代表前に勝ち点が4となり、(メキシコの結果次第ですが)引き分けでも2位通過できるくらいの精神的な余裕が生まれます。

その意味では、仮にドイツに負けても大量失点しないなど、得失点差も大きな分かれ道になるかもしれません。

スウェーデン代表、キープレイヤーはこの3人!

過去の大会を見ても、優勝ないし躍進をしたチームには必ずといってよいほどワンダーボーイと呼ばれるようなスター、キープレイヤーが生まれてきています。スウェーデン代表が躍進するために必要不可欠なキープレイヤーはいったい誰になるのでしょうか?

①ロビン・オルセン/FCコペンハーゲン

身長198cmを誇る長身GK。ドイツ代表、グループリーグでは、メキシコ代表と攻撃力の高いチームが多いので、世界トップクラスの攻撃をどう防ぐかがポイントになるでしょう。手足が長く、広げればゴールマウスを覆えそうな体格を活かしたキーピングが武器になります。

➁ラスムス・エルム/カルマル

想像力豊かな魅せるプレーで、ゲームをコントロールする司令塔です。右足から繰り出されるポイんポイントのパスは試合を決定づける1本となることでしょう。まだそこまで知名度は高くありませんが、2018ロシアワールドカップを機にブレイクする可能性を秘めています。

③グスタフ・ニルソン/シルケボーIF

大方の予想では、ベンチスタートでしょうが、やはり197cmという規格外とも言える身長は大きな武器。たとえば、終盤に点をとるためにパワープレイに出たときなど相手にとっては脅威の存在となるでしょう。年齢はまだ21歳と若く、ワンダーボーイになる芽は十分です。

まとめ

昔からのサッカーファンだと、90年代のスウェーデン代表の面白いサッカーが忘れられない人も多いのではないでしょうか?

当時に比べれば小粒感は否めませんが、2018ロシアワールドカップでの躍進で、再びスウェーデンが脚光を浴びることができるのでしょうか?注目していきましょう。

[cc id=173]

 - スポーツ