サッカーワールドカップ(W杯)出場国紹介!【韓国】

      2018/09/21

サッカーにおける日本の永遠のライバルと言われる韓国代表。ただ、近年は日本代表も含めて、アジア勢のなかで、イラン代表など中東勢に押されているイメージは否めませんが、なんとかながら2018ロシアワールドカップ本戦への切符を獲得しました。

絶対に負けたくない日本代表戦では、無類の強さを発揮するなど、ここぞと言う時の勝負強さはすごい韓国代表。

詳しくは後述しますが死の組に入ってしまった韓国代表が勝ち抜く術はあるのでしょうか?

対戦国や日程を含めて、韓国代表について深掘りしていきましょう。

韓国ってどんな国?

日本とは隣国と言うこともあり、良い意味でも悪い意味でも話題に上ることが多い韓国ですが、いったいどんな国なのでしょうか?ちょうど今、平昌オリンピックも開催中の朝鮮半島にある国で、北朝鮮とはもともと同じ国ながら、今は戦争中で世界の火種のひとつとされています。

キムチを始めとした韓国料理は世界的に広まっていて、なかでも最近、チーズダッカルビは日本で大ブームになりましたよね。また、美に対しても高い意識を持っていると言われていて、整形大国とも言われています。

面積は、100,339km2で、日本で例えれば、本州の約半分、北海道と四国を合わせたくらいです。人口は51,069,375人と日本の半分以下ながら、人口密度(特にソウルなどの都市部)は高く、人口密集で失業者の増加も問題になっています。

韓国の自国リーグは、Kリーグ。2018シーズンからサガン鳥栖にいた豊田陽平がKリーグ蔚山現代FCに所属することでもお馴染みですよね。過去には前園真聖や髙萩洋次郎なども所属していました。

日本でいうJ1(1部)をKリーグクラシック、J2(2部)をKリーグチャレンジと呼んでいます。ACLにおいても、Kリーグの浦項スティーラースがが優勝3回、全北現代モータース、水原三星ブルーウィングスがともに優勝2回、釜山アイパークが優勝1回とアジアにおいて無類の強さを誇っていますが、近年は八百長事件などもあり、人気が低迷するとともにやや停滞気味のイメージがあります。

韓国代表とは?

2018ロシアワールドカップアジア予選において、韓国代表は予想以上の大苦戦を強いられます。最終予選をグループAに属し、イラン代表、シリア代表、ウズベキスタン代表、中国代表、カタール代表と同組になりました。

最終的には4勝3敗3分けの2位通過でワールドカップ本戦への出場を果たしたものの、ぎりぎりのところまで出場できない4位に甘んじており、最終戦でウズベキスタンにアウェイで辛くも引き分けにもちこみ、勝ち点1をゲット、2位まで順位を上げました。

ワールドカップ本戦常連国である韓国ながら、世代交代が上手くいっていないという声もあり、なかなかアジアの雄と称えられた迫力は影を潜めています。ただ、ここ一番の勝負強さには定評があり、ワールドカップやオリンピックのような短期決戦では強いとされています。

ワールドカップの過去の成績だと、自国開催だった2002日韓ワールドカップでの4位が最高。しかし、この成績には疑問を投げかけているサッカーファンも多く、実質2010南アフリカ大会のベスト16を超えたいところではないでしょうか?

永遠のライバルとされている日本代表とは、近年ワールドカップの成績が非常に似ており、お互いに相手よりは好成績を収めたいところです。

韓国代表のサッカーの特徴としては、90分間走り切る無尽蔵のスタミナと、賛否はあるものの時にはファウルも臆することなく体で止める魂のディフェンスと言えるのではないでしょうか?

死の組の入った韓国代表、グループリーグ突破の可能性は?

詳しくは後述しますが、優勝候補筆頭と目されているドイツ代表、メキシコ代表、スウェーデン代表と同じグループリーグに属することになった韓国代表。ランキング的に最も下のポット4に属しているから、格上ばかりであることは致し方ないのですが、FIFAランキングはドイツ1位、メキシコ17位、スウェーデン18位とかなり上ばかり、(韓国はFIFAランキング59位)。

下馬評としては、ドイツ代表の圧倒的強さと、メキシコ代表とスウェーデン代表が熾烈な2位争いを繰り広げるのが大方の予想で、正直韓国代表は蚊帳の外のように扱われてしまっています。

抽選次第では、同じポット4に属している日本代表が、このグループに入った可能性もあったわけで、グループリーグが決まると、日本では「ハリル(監督)強運!」なんて声も多く聞かれたほどです。

果たして、韓国代表のグループリーグ突破の可能性はあるのでしょうか?実力としても、コンディションを考えても、正直かなり厳しい戦いを強いられるのは間違いありません。

ただ、土壇場で強いのが韓国代表の特徴、このような死の組に属したこそ強さが発揮できるとも言えます。伏兵とも言えるワンダーボーイの登場が韓国代表の躍進の鍵ではないでしょうか?

韓国代表と対戦する国は?試合日は?

韓国代表が入ったグループは、グループF

グループFには、韓国代表のほかに、ドイツ代表、メキシコ代表、スウェーデン代表の計4チームとなっています。

6月18日15:00(18日21:00) 韓国代表 vs スウェーデン代表(ニジニ・ノヴゴロド/ニジニ・ノヴゴロドスタジアム)

6月23日18:00(24日0:00)韓国代表 vs メキシコ代表(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ

6月27日19:00(27日23:00)韓国代表 vs ドイツ代表(カザン/カザンアリーナ)

※()は日本時間

前述通り、かなりどの試合も厳しい試合になることが予想される韓国代表。やはりカギとなるのは初戦のスウェーデン代表。FIFAランキング以上に、今の勢い、実力を考えると、一番韓国代表が勝てる可能性が高いチームがスウェーデン代表と思われ、ここで勝って勢いにのり、グループリーグ最終戦であるドイツ代表戦では1位、2位争いの試合になるようにもっていけるのが理想だと言えます。

問題は、ほとんどの韓国代表選手が、自国のKリーグか、お隣のJリーグ所属選手だと言う点。ヨーロッパ所属の選手がほとんどおらず、時差調整なども含めて、どこまでトップコンディションにもっていけるのか気になるところです。

韓国代表、キープレイヤーはこの3人!

①鄭昇炫(チョン・スンヒョン)/サガン鳥栖

現在、サガン鳥栖の守備の中心選手となっている屈強なセンターバック。188cmの恵まれた体形を活かして、決して当たり負けしない強いフィジカルが武器。多くの時間、守備を強いられることが予想されるだけに、どこまで守り切れるかがポイントになります。

➁孫興民(ソン・フンミン/トットナム

自他ともに認める韓国代表のエース。現在はイングランド・プレミアリーグ、トットナムに所属する数少ないヨーロッパリーグ所属の選手です。スピードスターで、相手を抜き去り確実にゴールを決めるゴールハンター。決定力が高いので、数少ないチャンスをどこまでものにできるかがカギを握るでしょう。

③鄭又榮(チョン・ウヨン)/ヴィッセル神戸

2018シーズンから、3年契約で総額85億ウォン(約9億3000万円)という高額契約でJリーグヴィッセル神戸に鳴り物入りで入団したMF。プロ生活を京都からスタートされており、他にも磐田にも所属していたこともあるので日本でもお馴染みの選手。ボランチながらスピードもあり、バランス感覚に優れています。

まとめ

死の組と言われているグループFに属してしまった韓国代表。韓国国内などでは早くも悲観的にみる向きもありますが、逆に考えれば、このグループリーグを突破できれば、一気に勝ち進む可能性も増すとも言えるのです。

毎大会、必ずと言ってよいほど番狂わせが起きるのがワールドカップ。世紀のジャイアントキリングと言われるような試合を韓国代表は行えるでしょうか?

Jリーガーも多く日本でお馴染みの選手も多い韓国代表。やっぱり贔屓のチームの選手が活躍するとうれしいですよね。

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