サッカーワールドカップ(W杯)出場国紹介!【ナイジェリア】

      2018/09/21

何が起こるかが分からないのが短期決戦であるワールドカップの醍醐味です。

過去の大会でも幾度も番狂わせがあった事でも証明されていますよね。番狂わせといえば、ナイジェリア代表を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

1996アトランタオリンピック時での金メダル獲得はサッカーファンのなかに鮮烈な記憶として残っていますよね。

2018ロシアワールドカップでも、オリンピックのような旋風を、スーパーイーグルスことナイジェリア代表が巻き起こせるか注目されます。

そんなナイジェリア代表について、知っておくと2018ロシアワールドカップが2倍、3倍楽しくなるようまとめてみました。

ナイジェリアってどんな国?

 

ナイジェリアと聞いて、アフリカの国と言う事以外に色々と浮かぶ人は少ないかもしれません。日本から遠く離れた国、ナイジェリアとはいったいどんな国なのでしょうか?

まず位置としてはアフリカ大陸の中央西部にあります。面積が923,768k㎡と、日本で例えるなら日本全土のおよそ3倍。人口は、日本よりも多い174,507,539人で世界第7位の人口となっています。人口増加率も現在も2.33%と伸び続けており、少子化で悩む日本とは正反対ですね。

首都はアブジャですが、最大都市はそこではなく、ラゴスという町になり、人口7,937,932人 人口密度 7,941人/k㎡を誇る、かつてのアフリカのイメージが全くないような近代都市になっています。

ラゴスのような経済発展をしたところも多く、アフリカの中で経済規模が大きい国ということもあり「アフリカの巨人」と評されることが多いです。その一方、よく日本のバラエティ番組等でも出てくるライオンやキリンなどの自然動物を飼っている巨大な自然公園も多く有しているのも特徴です。

ナイジェリア代表とは?

元々身体能力の強いイメージがあるナイジェリア代表ですが、果たして2018ロシアワールドカップに臨むナイジェリア代表はどんなチームなのでしょうか?

前大会のブラジルワールドカップ時、ナイジェリア代表チームがワールドカップでベスト8入りを逃した直後くらいから、サッカー協会幹部らが政府によって解雇されるなど内紛が勃発して、FIFAが処分するなどゴタゴタ続き、ベスト16に輝いた2014年時がピークとすると、チーム力は落ちていると言われています。

ただ、スーパーイーグルスを名乗り、アフリカの巨人と評されているだけあって、地力は抜群で、ワールドカップ常連のカメルーン代表もいるグループで4勝1敗1分けと圧倒的な強さを見せつけ、ワールドカップ本戦行きの切符を手に入れました。

メンバーには90年代後半生まれの若い選手も多く、ナイジェリア代表のお家芸とも言うべき、若い力の躍進は今メンバーでも健在。若さゆえに、勢いに乗ることができるかがカギとなるでしょう。

オリンピックでは強いナイジェリア代表!ワールドカップでは勝てない?何故?

オリンピックでは、1996アトランタ大会・金メダルをはじめ、2008北京・銀メダル、2016リオ・銅メダルと世界で一番実績を残していると言っても過言ではないナイジェリア代表。

しかし、これがワールドカップとなると話は別。最高成績でも、1994アメリカワールドカップ、1998フランスワールドカップ、そして2014ブラジルワールドカップ時のベスト16。つまり、日本代表と最高成績では変わらないのです。

何故、ナイジェリア代表はオリンピックでは無双の強さを見せ、ワールドカップでは勝てないのでしょうか?やはり、ナイジェリアの選手は若い選手が多く、ワールドカップに出場する選手も、オリンピック出場の年齢制限を満たしている選手も多いのが現状。いわば、早熟の選手が多いとされています。

また、若い選手同士の戦いとなるオリンピックのほうが、勢いで一気に勝ち上がることもできるとされています。ゆえに、ナイジェリア代表のようなチームにはオリンピックのほうが好成績を収めているのです。果たして、オリンピックでは勝てるけどワールドカップでは勝てないナイジェリア代表の伝統を、2018ロシアワールドカップでは打ち破ることができるのでしょうか?

ナイジェリア代表と対戦する国との試合日は?

クロアチア代表が入ったグループは、グループD

グループDには、他にアルゼンチン(FIFAランキング4位)、クロアチア(同15位)、アイスランド(同20位)の計4チームとなっています。ランキング上では、やはりサッカー強豪国であるアルゼンチンが有利に違いありませんが、アルゼンチン代表は正直、スーパースター、メッシの出来次第というところもあり、予選でも不安定だったため、アルゼンチンが余裕でグループリーグ突破とはいかず、混戦になる可能性が高いです。

順位的にはナイジェリア代表が51位と一チームだけかなり下位なように思えますが、どうしても現システムだと、ワールドカップ予選などで対戦国の順位も低く、高ポイントが入らないアフリカならではの悩みとも言えるところ。つまり、FIFAランキング=実力とは限らないという声も多いのです。

前述もしたように、ナイジェリア代表の特徴でもある、(良い意味で)調子に乗らせてしまったら、ひょっとしたらアルゼンチン代表よりも強くなる可能性すら秘めています。番狂わせは十二分にあり得ます。

6月16日21:00(17日4:00) ナイジェリア代表 vs クロアチア代表(カリーニングラード/カリーニングラードスタジアム)

6月22日18:00(23日0:00)ナイジェリア代表 vs アイスランド代表(ヴォルゴグラード/ヴォルゴグラードアリーナ)

6月26日21:00(27日3:00) ナイジェリア代表 vs アルゼンチン代表(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)

※()は日本時間

ナイジェリア代表の最大の敵になりそうなのがロシアの気温です。クロアチア代表、アイスランド代表ともに位置的にロシアからも近く、比較的気温が近いのでベストコンディションで望めるでしょう。また、アルゼンチンはロシアから遠く離れているものの、ヨーロッパのクラブチームで活躍している選手がほとんどなので問題はないと思われます。やはり、問題なのがナイジェリア代表。クラブチームも自国を含め。ナイジェリアは、6月でも30℃を超える日もあるほどの真夏。平均12度ほどのロシアでどこまで適応できるかポイントとなるでしょう。

ナイジェリア代表、キープレイヤーはこの3人!

ナイジェリア代表が躍進するのは、やはりキープレイヤーの活躍は必要不可欠です。押さえておきたいナイジェリア代表キープレーヤーは以下の3人です。

①ヴィクター・オシメーン(ヴォルクスブルグ)

U-17ワールドカップでは10得点と大会記録となる得点王の活躍を見せ、ついにフル代表デビューを果たします。若干19歳ながら、あのアーセナルが獲得しようと模索したものの断った逸材は、ナイジェリアの怪物と言われており、とうとうメジャーデビューとなるのではないでしょうか?アフリカならではの驚異的な身体能力での、こんな形でも打てるのかというシュートに注目です。

➁ヴィンセント・エニェアマ(マッカビ・テルアビブ)

2002日韓ワールドカップ時から代表キャップを誇っている、現在35歳となるベテランGK。若い選手が多いナイジェリア代表だけに、負けてしまった次戦に向けてなど精神的支柱としての役割も期待したいところです。2010南アフリカワールドカップでは、今回でも対戦するアルゼンチン代表と対戦。あのメッシのシュートを神がかりのセーブで抑えるなど驚愕のプレイを連発しました。あの力再び宿るか!?

③ミケル・ジョン・オビ(天津泰達)

ナイジェリア代表のエースナンバー10を背負うゲームメーカー。18歳のときに、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドといったビッククラブが争奪戦を繰り広げた早熟の天才も、はや30歳。クラブチームでの活躍は乏しく精細をかいていますが、まだ落ち込む年齢ではなく、ワールドカップでのトップ選手への返り咲きを狙いたいところです。活きの良いFW陣を生かすか殺すかは彼のパス次第でしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?前大会時のような内部の内紛など起こさず、実力通りに力を発揮できれば、死の組でもないグループDに属したナイジェリアは、過去最高のベスト16を超える可能性は十分にあると思います。

2018ロシアワールドカップを経て、一気にスターダムに上り詰めるような選手が登場する気配は感じます。ナイジェリア代表のプレイに期待ですね。

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