サッカーワールドカップ(W杯)出場国紹介!【セルビア】

      2018/09/21

いよいよ4ヶ月後に迫ったサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会。

連日連夜繰り広げられる熱い戦いが今から待ち遠しいですよね。

そこで今回は強豪国揃いのヨーロッパ予選をグループ1位で通過したセルビアをご紹介させていただきます。

サッカーワールドカップ(W杯)出場国・セルビアとはどんな国?

引用:https://twitter.com/daddyscar/status/491600408763060224

世界一厳しいとされているサッカーワールドカップ(W杯)ヨーロッパ予選

そんな予選を見事に勝ち上がってきたセルビアとは一体どんな国なのでしょうか?

ここではセルビアについて、まずは知っておきたい基本的な情報をまとめてみました。

複雑な歴史を持つ新しい国

セルビアことセルビア共和国は今からおよそ12年前の2006年に誕生した世界的に見ても新しい国の1つです。

南東ヨーロッパに位置し、バルカン半島中西部の内陸部分にある80,000平方メートルくらいの小さな国でその面積は北海道と同じくらいになります。

人口の8割以上がセルビア人で構成されたこの国は、2006年以前はセルビア・モンテネグロと言う国名でした。

2006年6月3日に、モンテネグロが分離独立したことで国名からモンテネグロが消えセルビアとなったのです。

2006年と言えばドイツワールドカップが開催された年ですよね。

大会直前にセルビア・モンテネグロはセルビアとモンテネグロに分裂しましたが、ワールドカップにはセルビア・モンテネグロとして出場します。

大会後にセルビアとモンテネグロの2つのチームに別れました。

かつて国際舞台で躍進したユーゴスラビアの流れを受け継ぐ

セルビア・モンテネグロだった期間は2003年から2006年の3年間ととても短く、2003年以前はユーゴスラビアと言う国でした。

ユーゴスラビアと言えば、サッカーワールドカップに第1回大会から出場している強豪国としてサッカーファンの中でも強く記憶に残っている人も多いかと思います。

ユーゴスラビアは素晴らしいテクニックや優れた創造性を持つ選手が多くいたことから、かつては“東欧のブラジル”と呼ばれ、世界中のサッカーファンからは世界を代表する強豪国として認知されていました。

ワールドカップの成績は優勝こそはありませんが、ベスト4が2回、ベスト8は7回も記録しています。

ヨーロッパチャンピオンを決めるUEFA欧州選手権でも準優勝2回、ベスト4が1回と好成績を残していますね。

年代別の大会では1987年のワールドユース(現U-20ワールドカップ)で優勝を果たしています。

またオリンピックでも10回出場中、金メダル1回、銀メダル3回、銅メダル1回と安定した強さを見せていました。

日本で活躍したストイコビッチや日本代表元監督オシムの母国

ユーゴスラビアの流れを受け継ぐセルビア。

実は日本とも深い関わりがあり、かつて日本のJリーグで活躍した元名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチや元ジェフ千葉監督であり元日本代表監督のイヴィチャ・オシムの母国なのです。

1990年に出場したワールドカップではイヴィチャ・オシムがユーゴスラビアの監督を務め、エースストライカーにドラガン・ストイコビッチを擁し、ベスト8と躍進。

これは国が民族紛争で混乱の中、異なる民族が一致団結し、ワールドカップを勝ち進んだことでサッカーを超えた偉大なる出来事として世界中で知られています。

サッカーワールドカップ(W杯)出場国・セルビアはどれくらい強い?

ヨーロッパ予選をグループ首位通過でワールドカップに勝ち上がってきたセルビア。

強さは一体どれほどなのでしょうか?

気になるセルビアの強さについてまとめました。

FIFAランキングは37位(2018年1月現在)

まずは気になるFIFAランキングですが、セルビアは現在37位

ちなみに日本は56位です

日本とワールドカップ最終予選で戦ったオーストラリアが36位ですので、FIFAランキング的には日本よりやや上、アジアに当てはめると最上位クラスとなりますね。

ワールドカップは2大会ぶりの出場

前回の2014ブラジル大会では惜しくもヨーロッパ予選で敗退しているセルビア。

ワールドカップ本大会には2010南アフリカ大会以来2大会ぶりの出場となりますね。

南アフリカ大会ではドイツ、ガーナ、オーストラリアと同組に入り、第2戦で大会3位になったドイツに勝ちはしたもののガーナとオーストラリアには惜しくも敗戦。

1勝2敗でグループリーグ最下位という成績で南アフリカ大会を後にしました。

多くの選手がヨーロッパのトップリーグでプレー

https://twitter.com/Golazo_follow/status/957088185078525952

ヨーロッパに位置する国と言うことで、選手の多くはヨーロッパのトップリーグでプレーしています。

自国リーグよりイングランド・プレミアリーグにスペイン・リーガエスパニョーラ、そしてドイツ・ブンデスリーガにイタリア・セリエAと世界4大リーグなどのレベルの高いリーグでプレーする選手が多いです。

中心選手は2017年8月よりイングランド・プレミアリーグの強豪・マンチェスターユナイテッドに所属するネマニャ・マティッチ。

190cmを超える長身ながら柔軟な足元を持つMFです。

ちなみにネマニャ・マティッチにとって実の弟であるFCコペンハーゲン(デンマーク・スーペルリーガ)所属のウロシュ・マティッチはマケドニア代表の選手です。

兄弟でありながら、違う国の代表とは成り立ちがややこしいヨーロッパの国ならではですね。

サッカーワールドカップ(W杯)出場国・セルビアの対戦相手や試合日程は?

ここではセルビアのグループリーグで戦う対戦相手や試合日程をまとめました。

セルビアの試合を観戦したい方はぜひ参考にしてください。

初戦は6/17コスタリカ戦

セルビアにとって初戦は6/17にサマラで行われるコスタリカ戦です。

初戦がとっても重要なサッカーワールドカップ。

初戦の勝敗がその後の成績にとても影響があることは有名な話ですよね。

過去大会のデータを見ても、初戦に敗れた国は約90パーセントの確率でグループリーグ敗退しています。

両者にとって何としてでも敗戦だけは避けたいところですね。

またコスタリカは前回、ウルグアイやイタリアなど強豪国を次々と撃破しベスト8に勝ち進んだ強豪国。

決して簡単な相手ではありませんが、セルビアにとって絶対に負けられない大事な試合になります。

両者ともに次戦以降の対戦相手を考えると、ここで是が非でも勝ち点3を奪いたいところ。

初戦から激しい試合が期待されます。

第2戦は6/23スイス線

第2戦は6/23にカリーニングラードで行われるスイス戦。

スイスはセルビアと同じ厳しいヨーロッパ予選を勝ち抜いてきた強豪国です。

また現在、FIFAランキング8位とセルビアより格上の相手。

セルビアにとって勝ち点1を狙う戦いが現実的なところかも知れませんね。

同じヨーロッパの相手にどのような戦いをするのか注目したいです。

第3戦は6/28ブラジル戦

そしてグループリーグ最後となる第3戦の相手は6/28にモスクワで行われるブラジル戦。

言わずと知れたサッカー王国です。

現在、ブラジルのFIFAランキングは前回王者のドイツに次いでの2位。

今回も優勝候補の一角として期待されています。

非常に厳しい相手ですが、ここでセルビアはどんな戦いができるのか?

グループリーグ突破が掛かる大一番になる可能性が高いこの一戦。

熱い試合になること間違いなしです。

サッカーワールドカップ(W杯)出場国・セルビアに注目!

ここまでサッカーワールドカップ・ロシア大会に出場するセルビアについてまとめてきました。

かつて“東欧のブラジル”と称されたユーゴスラビアの流れを継ぐ国として、今大会はどんな戦いをするのか?

2大会ぶりに出場するセルビアの躍進に期待しましょう!

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