サッカーワールドカップ(W杯)出場国紹介!【オーストラリア】

      2018/09/21

オセアニアからAFC(アジアサッカー連盟)に加入して以来、日本代表の最大のライバルとも言えるオーストラリア代表。それ以前でも、2006ドイツワールドカップでは日本とオーストラリアは同組になり、日本が屈辱の逆転負けをした記憶が鮮明に残っているサッカーファンも多いのではないでしょうか?

後述しますが、アジア予選では予想以上の苦戦を強いられたオーストラリア代表、世代交代が上手く進んでいないという声もあり、前評判は必ずしも高くはありませんが、そんなチームが逆に下馬評を覆して勝ち進むというのはワールドカップではよくある話。舐めてかかるほど弱いチームでは決してありません。

そんなオーストラリア代表についてまとめてみました。

オーストラリアってどんな国?

日本とは緯度があまり変わらないこともあり、東京とシドニーの時差が2時間しかなく、高校の修学旅行先第3位(私立高校では第1位)になったり、有名人でもバカンスに行く人が多いなどお馴染み感のあるオーストラリア

オーストラリアといえば何を思い浮かべるでしょうか?コアラやカンガルーなどのオリジナルの動物は有名です。それとオージービーフも食卓やファミレスなどでよく見かけるのではないでしょうか?

南半球なので、日本や欧米とは季節が真逆。サーフィンしたサンタクロースが有名ですよね。そんなオーストラリアはいったいどんな国なのでしょうか?

南半球にあるオーストラリア大陸そのものがオーストラリアのため、位置が分かりやすい国の一つではないでしょうか?かつてはイギリスの植民地だったこともあり、イギリス連邦加盟国しており、国旗にユニオンジャックが入っています。

面積は、7,692,024k㎡あり、世界第6位の広さ。日本の約2倍の大きさがあります。人口は、24,243,600人と日本の約1/5ほどで、広大な土地を擁しており、エアーズロックやブルーマウンテンズ国立公園など自然豊かな観光名所も多いです。

サッカーとしては、どちらかというと、隣国ニュージーランド同様、ラグビーのほうが盛んで強いですが、2014年にAリーグが発足。かつては、デルピエロ選手や小野伸二選手が所属していた時期があるチームもあり、年々国民の関心度が増しています。そのため、かつてはオーストラリア代表選手と言えば、言葉の壁がないイングランドやスコットランドリーグで活躍する選手が多かったですが、近年はAリーグで活躍する選手も出てきました。

オーストラリア代表とは?

かつてはニュージーランドなどとのオセアニアサッカー連盟に所属していましたが、強豪国がなくほぼ確実にオセアニア予選は突破できるものの、南米やアジアの国とのプレーオフが必須(0.5枠しかない)になっていて、ワールドカップ本戦までの道は長かったです。強豪国がいないことでチーム力アップにもFIFAランキング向上にもならないため、転機となったのが2006年。ドイツワールドカップ終了後にアジア枠(AFC)への移籍が決まり、日本のライバルとなりました。

AFC移籍後も、2010南アフリカワールドカップ、2016ブラジルワールドカップと確実にワールドカップの切符は得ているものの、どちらもグループリーグ敗退と結果を残せていません。最高成績は、日本代表とも同じグループリーグになった2006ドイツワールドカップのベスト16.なんとかこの成績を突破したいところです。

the Socceroosというニックネームが付いているオーストラリア代表の特徴は、恵まれた体格を活かしたフィジカルの強さで、攻撃においても守備に置いても当たり前しない強いストロングサッカーを信条としています。

ただ、近年は若手の台頭も伸び悩んでいると言われていて、世代交代が上手くいっていないという声も。ワールドカップアジア予選では、最終予選にて日本と同組のグループBに所属。5勝1敗4分けと、負けないものの勝てない試合がホーム、アウェイともに続き、日本に次ぐ2位通過も逃してしまいます。

最終的には南米4位だったホンジュラス代表とのプレーオフに回るまでギリギリの状態に。からくもホンジュラス代表に3-1で勝利を収め、なんとかワールドカップ本大会の切符をつかみ取りました。

そんな苦戦もありながらも2017年に、ランキングは急上昇中(2017年9月50位→)現在のFIFAランキングは36位とアジア地区ではイラン代表に次ぐ2位となっています。(日本代表はアジア3位の55位)

似たスタイルが多いグループリーグに!監督の采配が勝負を大きく左右する!

ワールドカップのような短期決戦では、実力以上に運も必要と言われています。グループリーグの対戦国はもちろん、抽選次第ではFIFAランキング最上位国と決勝まで当たらない可能性もあり、運命を大きく左右するからです。

詳しくは後述しますが、オーストラリア代表が入ったグループはグループC。スペイン代表、ポルトガル代表が入っているグループB、ドイツ、メキシコ、スウェーデンなどがいるグループFなどに比べると、グループCは、オーストラリア代表以外に、デンマーク(FIFAランキング12位)、ペルー(同11位)、フランス(同9位)となっています。ポット1のフランス代表すら現在ではFIFAランキング9位という順位から見てもわかるとおり、やや調子は完ぺきとは言いづらく、付け入る余地が十分あるグループに入ったと言えます。

特にデンマーク代表とは、強じんなフィジカルなど似たタイプのチームとのいえ、かなりの好ゲームが期待できるのではないでしょうか?このような時は、途中交代選手など監督の采配によって勝負が大きく変わることも多く、オランダ代表監督やドルトムント監督など多くの監督歴がある名将・ベルト・ファン・マルワイク氏の手腕が期待されています。

伸び悩んでいると言われている20代前半の若手選手が、2018年にオーストラリア代表監督に就任したばかりのベルト・ファン・マルワイク氏がいかに発掘して、ブレイクされるか、ワンダーボーイの出現が決勝トーナメントの鍵となるかもしれません。

オーストラリア代表と対戦する国は?試合日は?

 

1試合目から厳しい戦いが強いられているオーストラリア代表。

オーストラリア代表が対戦する国と日程はどうなっているのでしょうか?

6月16日13:00(16日19:00) オーストラリア代表 vs フランス代表(カザン/カザンアリーナ)

6月21日16:00(21日21:00)オーストラリア代表 vs デンマーク代表(サマーラ/サマーラアリーナ)

6月26日17:00(26日23:00)オーストラリア代表 vs ペルー代表(ソチ/フィシュトスタジアム)

※()は日本時間

やはり注目すべきは2戦目デンマーク戦。ともにフィジカルが強く、空中戦を得意としているので攻撃、守備ともに空中戦を制するのはcどちらのチームなのか注目したいところです。流れが変わる途中交代のタイミングや選手も注視したいところです。

オーストラリア代表、キープレイヤーはこの3人!

過去の大会を見ても、優勝ないし躍進をしたチームには必ずといってよいほどワンダーボーイと呼ばれるようなスター、キープレイヤーが生まれてきています。オーストラリア代表が躍進するために必要不可欠なキープレイヤーはいったい誰になるのでしょうか?

①ミル・ジェディナク(アストン・ビラ)

イングランドの名門、アストン・ビラに所属する攻撃的MFです。33歳のベテランのため、既に代表キャップ73を数え、先日のホンジュラス代表とのプレーオフでもハットトリックを記録、ここぞという時の勝負強さが持ち味です。特にフリーキックなどのプレスキックは相手にとって脅威となること間違いなしです。

➁ティム・ケーヒル(メルボルン・シティ)

日本のファンなら名前を聞くだけで嫌悪感を抱く人もいるのではないでしょうか?既に38歳の大ベテランのため、途中出場になるでしょうが、いまだにアクロバティックなプレーと、驚異の決定力は健在。大舞台に強いのも若手が多いオーストラリア代表で頼りになる存在となるでしょう。

ミロシュ・デゲネク(横浜Fマリノス)

Jリーグ・横浜Fマリノスに所属していることもあり、日本でもお馴染みで注目したい若きディフェンスリーダー。187cmの恵まれた体格を活かし、オーストラリア代表の持ち味といえるフィジカルの強さで対人守備には特段強さを発揮します。各国の猛者であるフォワード陣とどこまで対等に渡り合えるか、Jリーグ代表としても期待したいところです。

まとめ

オーストラリア代表についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか?

日本代表にとってライバルであるオーストラリア代表。予選時はもちろん敵ですが、良き好敵手であり、本戦ではともに高みを目指したいところ。是非とも日本代表とともに勝ち進んで、日本としては2006ドイツワールドカップの借りを返したいところです。

やはりカギは若手の台頭そして爆発だと思います!新監督の手腕に期待しましょう。

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