サッカーワールドカップ(W杯)出場国紹介!【デンマーク】

      2018/09/21

隣国スウェーデンで開催された1992欧州選手権(ユーロ)では優勝を飾るなど、90年代、00年代くらいまで強豪と言ってよかったデンマーク代表。しかし、近年は苦戦していることが多く、古豪というほうがしっくりくるかもしれない。

2018ロシアワールドカップで、一気に躍進し、再びサッカー強豪国として脚光を浴びる日が来るのでしょうか?これを読めばデンマーク代表の試合が2倍、10倍楽しくなるようデンマーク代表についてまとめてみました。

デンマークってどんな国?

北欧の国というイメージが強いデンマーク。日本からはとても遠い国がしますよね。果たしてどんな国なのでしょうか?

北ヨーロッパのバルト海と北海に挟まれたユトランド半島とその周辺の多くの島々からなる国で、ちょっと意外ですがドイツとは陸続きでつながっており、ドイツに働きに行く人も少なくないそうです。

面積は、43,094k㎡で日本の1/8ほどの大きさで、人口も5,707,251人兵庫県一県くらいの数になります。

首都はコペンハーゲン、古くから建てられている趣のある建物も多く、町そのものが観光名所となっていて、日本でも人気ですよね。

デンマークと言えば、やはり有名なのは人魚姫でお馴染みの「アンデルセン童話」でも有名な作者ハンス・クリスチャン・アンデルセンの出生地で、人魚姫の銅像もあるほどです。

また、コペンハーゲンと言えば、200年以上続く有名高級磁器ブランドである「ロイヤル・コペンハーゲン」や近年日本にも進出してポップな雑貨で大人気となっている「フライング タイガーコペンハーゲン」でお馴染みな人も多いのではないでしょうか?

デンマーク代表とは?

冒頭でも述べたように、最近は古豪というイメージのデンマーク代表。ワールドカップでは、前回2014ブラジルワールドカップ予選敗退、2010南アフリカワールドカップグループリーグ敗退、2006ドイツワールドカップ予選敗退と、強豪揃いのヨーロッパ予選を勝ち抜くのは大変とはいえ、なかなか結果を残せていない状況です。

2010南アフリカワールドカップではグループリーグ最終戦で日本代表とも対戦。本田圭佑や遠藤保仁の芸術的ともいえるフリーキックで、3-1で日本代表が勝利したことも記憶に新しいです。

しかし、ここ1~2年のデンマーク代表は本来の実力というべきか、結果をしっかり残しており、2018ロシアワールドカップヨーロッパ予選では、6勝2敗2分けで、ルーマニアやモンテネグロといった東欧の強豪国を抑え、ワールドカップ本戦への切符を手に入れました。

現在のFIFAランキングは12位。基準が同じとなるヨーロッパ内でもイタリア(同14位)、イングランド(同16位)、オランダ(同21位)などと比較しても実力国であることは分かると思います。

ヨーロッパのなかでも随一と言われるチームプレイに徹した動きができるのが信条で、そのため番狂わせを起こしやすく簡単に崩れることがないのがデンマーク代表の特徴と言えます。

稀に見る激戦のグループC!やはり初戦が鍵を握る

ポット1からポット4までFIFAランキングごとに実力が均等に分けられるワールドカップのグループリーグの抽選。もちろんそのなかでも運不運というものがありますが、デンマーク代表が入ったグループCは稀に見るほどの超が付く激戦グループ

それはFIFAランキングだけを見てもわかるのです。デンマーク(FIFAランキング12位)、フランス(同9位)、ペルー(同11位)、オーストラリア(同36位)で、オーストラリアがやや離されており、また抽選時よりフランスが順位を落としているのもありますが、過去のワールドカップで、9位、11位、12位が同じグループに入るのは異例中の異例なのではないでしょうか?

オーストラリアはやや苦戦が予想できるものの、残り3チームのうちどこが勝ち進むのは最も予想が難しいグループです。特に、順当に進めば決勝トーナメント1回戦で当たる可能性が高いアルゼンチン代表との対戦は避けたいところで、初戦から1位通過を狙う引き分け狙いのない、見ていて面白い攻撃的サッカーが展開されると予想します。

デンマーク代表と対戦する国は?試合日は?

 

1試合も油断のできない熾烈な戦いが予想されるグループC。デンマークー代表の日程は以下の通りです。

6月16日19:00(17日1:00) デンマーク代表 vs ペルー代表(サランスク/モルドヴィアアリーナ)

6月21日16:00(21日21:00)デンマーク代表 vs オーストラリア代表(サマーラ/サマーラアリーナ)

6月26日17:00(26日23:00)デンマーク代表 vs フランス代表(モスクワ/ルジニキスタジアム)

※()は日本時間

勝利の勝ち点はもちろんのこと、得失点差がモノを言う可能性が高く、1試合とも目が離せないのですが、やはり注目は初戦のペルー代表戦。FIFAランキングが11位と12位という対戦というだけでなく、南米らしい創造性ある個人技が得意なペルー代表と、組織的な守備などを得意としているデンマーク代表がどちらがボールを占拠できるのか、ボール支配率にも注目したいところです。

ちなみに余談ですが、ペルーとデンマークは国旗が似ています。ともに赤と白で、クロスになっているのがデンマーク、縦3本がペルーです。色の使い方は日本と同じなので親近感が湧きますね。

デンマーク代表、キープレイヤーはこの3人!

過去の大会を見ても、優勝ないし躍進をしたチームには必ずといってよいほどワンダーボーイと呼ばれるようなスター、キープレイヤーが生まれてきています。デンマーク代表が躍進するために必要不可欠なキープレイヤーはいったい誰になるのでしょうか?

①クリスティアン・エリクセン(トットナム)

イングランドの名門トットナムに所属する攻撃的MFです。MF登録ながら、ワールドカップ予選ではプレーオフアイルランド戦でハットトリックなど11ゴールを記録。あのベルギー代表の点取り屋ルカクに並ぶ記録を打ち立て、本戦でもゴール量産の期待が高まります。

➁ニクラス・ベントナー(ローゼンボリ)

既にデンマーク代表として30ゴール79キャップを記録している30歳のデンマーク代表の象徴的プレイヤーです。決定力が高いFWで、イングランドやドイツなど海外のチームを渡り歩いて歩いていましたが、2017年から地元デンマークのチームに所属。ワールドカップのための準備は万端です。

ニコライ・ラウルセン(PSVアイントホーフェン)

右も左もできるサイドアタッカー。若干19歳ながら、期待のホープとして注目されており、若手の育成では定評のあるオランダのPSVアイントホーフェンに移籍を果たし、一皮抜けてワールドカップの本戦に臨みます。底知れぬポテンシャルを持ち合わし、かつて所属していたブロンビーのトップチームに17歳でデビューするとその試合で初ゴールを決めたワンダーボーイの素質もあるため、ワールドカップで一気にブレイクする逸材になりえる可能性は十分です。

まとめ

デンマーク代表についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか?

短期決戦であるワールドカップでは、やはり勢いも実力と同じくらい大事なもの。超激戦であるグループCを制したチームは勢いにのれるので、そのままの勢いで一気に…なんてことが起きるのもワールドカップの常。

特にグループCの初戦には注目です。

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