サッカーワールドカップ(W杯)出場国紹介!【ドイツ】

      2018/09/21

多くの選手が、ワールドカップをサッカー人生の目標としていて、ピークを持ってくることもあり、ワールドカップで優勝したのち、そのまま常勝軍団で居続けることが難しいです。もちろん世代交代や各国がよりマークすることも所以となるでしょう。

それは、2002年日韓ワールドカップ優勝国ブラジルしかり、2006年ドイツワールドカップ優勝国イタリアしかり、2010年南アフリカワールドカップ優勝国スペインしかりなのですが、2014年ブラジルワールドカップ優勝国ドイツは、例外とも言える強さを見せ続けています。

今もFIFAランキングダントツの1位をキープしている王者ドイツ代表です。そのポイントは、ドイツ1602ポイントに対して、2位のブラジルは1483ポイントと100ポイント以上の差が開いています。3位であるポルトガルの1358ポイントと比較しても、その強さは盤石と言えるでしょう。

果たして大方の下馬評どおり、ドイツ代表は2018年ロシアワールドカップで優勝を飾り、連覇を成し遂げることができるのでしょうか?ドイツ代表について探ってみましょう。

ドイツってどんな国?

サッカー面でも、一番日本人プレイヤーが所属しているブンデスリーガの国として身近な国と感じている人も多いドイツ。性格的にも真面目な国民で、日本人と相通じるものがあり、住みやすいなんて声も多い国ですよね。

果たして、ドイツと言う国はどんな国なのでしょうか?

フランス、イタリアなどと形成しているユーロ圏の主役の国とも言える国で、特に経済面での発展は目覚ましいものがあります。特に日本同様ですが、自動車産業が盛んで、メルセデス・ベンツやBMW、ポルシェ、フォルクスワーゲンなど一般的にイメージするような外国車のほとんどがドイツ発祥です。

面積は、357,121k㎡あり、日本で例えると、日本全土よりやや小さいくらいです。ただ、フランスやイタリアなどユーロ圏が陸続きなので、貿易もフリーのため、より強固な経済圏ができあがっています。

人口は世界15位となる8267万人。日本よりやや少ない感じですね。ただ、移民の増大は社会問題になるほど増加しているなど、景気も悪くないドイツへの移民の数も多く、良い意味でも悪い意味でも人口が増えています。

首都はベルリンですが、旧西ドイツ時代に、ハンブルクやミュンヘン、ケルンなど大都市が各地に点在しているイメージで、それぞれに人気サッカーチームがあるので、サッカーファンにはお馴染みな都市が多いですね。

サッカー的にも、代表チームは2014年ブラジルワールドカップ優勝だけでなく、優勝4回、準優勝4回、3位4回を誇っており、サッカー大国ブラジルと双へきをなす常勝軍団としてお馴染みです。

自国リーグとしても、ブンデスリーガが強豪バイエルン・ミュンヘンを筆答に、香川真司選手が所属しているドルトムントなどヨーロッパチャンピオンズリーグ常連のチームも多く、今ではイタリア・セリエAを超える実力という評価も高いです。

日本人プレイヤーも、Jリーグが始まる前の時代にドイツで活躍した風間八宏氏(現名古屋グランパス監督)を皮切りに、今では長谷部誠選手、香川真司選手、原口元気選手、大迫勇也選手など数多い日本人選手がドイツ・ブンデスリーガで活躍しています。

何故、日本人選手がドイツで活躍できるかという疑問に、ドイツで250試合以上のキャップを誇る長谷部誠選手は、「ひと言でいえば連鎖反応というのでしょうか。今ドイツに来ている選手の大半は2011年のアタマに移籍してきましたが、彼らは2010年に香川があれだけ活躍したから来れたという面があると思います。」と述べており、現在の日本代表の強さの礎をドイツ・ブンデスリーガが支えていると言っても過言ではありません。

日本とのつながりはサッカーだけでなく、やはり戦争時の日独同盟が有名ですが、今もドイツはアメリカ、中国、日本に次ぐ世界第4位のGDPがあるだけに、経済面でも日本とドイツは切って離せない間柄と言えるでしょう。

ドイツ代表とは?

前述通り、現在FIFAランキング1位で、まさに王者の強さを見せつけているドイツ代表。いったいどんなチームなのでしょうか?

現在はワールドカップ優勝国も大陸予選には出なくてはならず、もちろんドイツ代表もヨーロッパ予選に参戦しています。2018ロシアワールドカップヨーロッパ予選グループCに属したドイツは、北アイルランドやチェコなど抽選に恵まれたことは否定できないものの、なんと10戦10勝0敗0分け、得失点差+39という無双の強さを見せ、楽勝と言っても良いほどの勢いで本戦出場を決めました。

ドイツ代表の強さは、やはりゲルマン魂と言われる不屈の精神力があり、ここぞという勝負所での強さは特筆すべきものがあります。そして、なんといっても、若手育成のためのシステムがしっかり確立しており、各ポジションも世代交代が激しく、毎年のようにニュースターが生まれる点も強さの秘訣となっています。

監督は、イケメンでダンディーなので、女性人気も高いヨアヒム・レーヴ氏。現役時代は、フライブルクなどで名フォワードだった選手で、早くも2006年からドイツ代表を率いているので、2018年で12年目を迎える超異例の長期政権となっています。

それだけに、選手掌握術には長けており、2014年ブラジルワールドカップでもそうでしたが、レーヴ監督の絶妙な選手交代術も注目と言えます。特に若手選手を引き出すことはすごいと言われており、2018年ワールドカップでもニュースターが誕生する可能性は高いです。

ドイツ代表の強さは育成システムにあり!

ドイツ代表の最大の武器と言えば、やはり若手の台頭が毎年すごいということです。長期政権のレーヴ監督の手腕ももちろんありますが、ワールドカップごとに新たなスター選手が誕生しているイメージで、ドイツ代表の強さを支えている点です。

ドイツは2000年から、育成システムの改革に乗り出しており、1部と2部のそれぞれ18チーム×2=36クラブにユースアカデミーを持つことを義務付けています。つまり。どの地域にいても、ブンデスリーガの育成のスペシャリストがいるということで、逸材を逃さないシステムです。日本のJリーグでも、このドイツ流を受け入れているところが増えてきていて、多くのJリーグがユースチームを持っています。

またブンデスリーガも日本人選手が多く移籍している1部、2部が有名ですが、実は12部まであるのです。つまり、日本で言う〇〇町、〇〇村といった小さな町村にも、おらがチームがあり、サポーターがいる環境なのです。そのため、若手のころから実戦経験が多くつめるのも大きなメリットですね。

ドイツ代表と対戦する国は?試合日は?

ドイツ代表が入ったグループは、グループF

同じグループFに属するのが、メキシコ代表(FIFAランキング17位)、スウェーデン代表(FIFAランキング18位)、韓国代表(FIFAランキング59位)となっています。

下馬評としても、FIFAランキング同様で、やはりドイツは絶好調ということもあり、よほどのことでもない限り1位通過は間違いないと言われています。ランキングとしても17位と18位というほど同順であるメキシコとスウェーデンが予想しづらい熾烈な2位争いをして、韓国は厳しい戦いを強いられるというのが予想です。

抽選結果的には同じ韓国とポットである日本代表がココに入った可能性もあったわけで、日本としてはくじ運に救われた印象は否めません。

6月17日18:00(18日0:00)ドイツ代表 vs メキシコ代表(モスクワ/ルジニキスタジアム)

6月23日21:00(24日3:00)ドイツ代表 vs スウェーデン代表(ソチ/フィシュトスタジアム)

6月27日17:00(27日23:00) ドイツ代表 vs 韓国代表(カザン/カザンアリーナ)

※()は日本時間

やはり注目したいのは初戦のメキシコ戦でしょう。無双の強さから2014年ブラジルワールドカップ優勝メンバーが多く残っているイメージですが、大半が世代交代を果たしており、ワールドカップ初出場の選手の多いのです。そのため、いくら百戦錬磨の選手たちでもワールドカップ特有の重圧に落ちつぶされないか、やはり初戦は鍵

ドイツ代表、キープレイヤーはこの3人!

①ジョシュア・キミッヒ/バイエルン

2017サポーターが選ぶ最優秀選手にもなったビッククラブ・バイエルンミュンヘンの壁となっている若干23歳ながら経験値十分のディフェンダーです。まさに壁となっている屈強なフィジカルは圧巻もの。

➁メスト・エジル/アーセナル

長きにわたりドイツ代表のコンダクターとなっている天才司令塔です。ワールドカップのような大舞台にはベテランの活躍は不可欠で、エジルの創造性豊かなプレイは必要不可欠でしょう。

③ヨアヒム・レーブ(監督)

若い選手も多いドイツ代表を躍進させるには、12年間とずっとドイツ代表を率いているレーブ監督の采配は注目するところです。特に選手交代の人選やタイミングは勝負を左右する一手となることでしょう。

まとめ

予選でも圧倒的な強さを見せ、若手の台頭も目覚ましいドイツ代表。まさに死角なしのイメージで圧倒的な優勝候補と言えるのではないでしょうか?

しかし、下馬評どおりいかないのがワールドカップの楽しみなことはサッカーファンならお馴染みなことです。果たして、下馬評通りドイツ代表は勝ち進むことができるのか、注目されます。

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