ティモ・ヴェルナー【サッカーW杯2018 ドイツ代表の注目選手】

      2018/09/21

過去にはイタリアとブラジルしかなしえていないワールドカップ連覇。前大会優勝国にしか与えられていない特権があるのは、そう前大会2014ブラジルワールドカップで優勝国となったドイツ代表です。

現在もFIFAランキング1位独走中と圧倒的な優勝候補であるドイツ代表ですが、特に近代サッカーでは研究尽くされており、連覇には高い壁が待っていると言えるでしょう。

ドイツ代表にはエジルやギュンドガン、ミュラーなど世界トップクラブで活躍するスター選手が勢揃いの中、スピードスターも忘れてはなりません。そう、快速FWティモ・ヴェルナーです。

最近、不調から見事に復活し、ワールドカップでも活躍が期待されるティモ・ヴェルナーについて掘り下げていきましょう。

引用:http://kicker.town/deutschland/2017/06/55571.html

ティモ・ヴェルナー プロフィール

引用:http://liverpool.tokyo/?p=26399

氏名:ティモ・ヴェルナー(Timo Werner)

年齢:1996年3月6日(22歳)

所属チーム遍歴:シュトゥットガルト (ドイツ)-ライプツィヒ(ドイツ)※現在

身長・体重:180cm

出身地:ドイツ・シュトゥットガルト

世界一とも言える育成システムが確立しているドイツらしく、ヴェルナーは幼少期から注目を浴びる選手で、各世代のドイツ代表のユニフォームを着る、将来のフル代表を背負って立つ選手と嘱望されていました。

プロスタートは地元の名門クラブ、シュトゥットガルト。シュトゥットガルトでは、クラブ最年少記録となる17歳と4ヶ月25日で試合出場など、期待の星の名を欲しいままにしていましたが、3シーズンで13ゴールと華々しいスタートとは言えない結果で、期待外れとの声も少なくありませんでした。

そして、シュトゥットガルトが2部降格と同時に移籍を決意、1部に昇格したばかりのライプツィヒに移籍をします。ライプツィヒでは、持ち前のスピードを活かしたプレーでゴールを量産。31試合で21ゴールを記録し、とうとうフル代表にも召集。コンフェデレーションズでは得点王となるなど、このまま代表での不動のレギュラーを奪取かと思いきや、スランプもあり、一時期は代表から姿を消すも、所属チームであるライプツィヒで復調の兆しを見せており、ワールドカップでの爆発が期待されています。

また、ワールドカップ明けでは、リバプールやバルセロナ、レアル。マドリードなど世界有数のビッククラブが触手を伸ばしていると噂されているほど注目を浴びる若手選手となっています。

ティモ・ヴェルナーのポイント①:スピードスターと言われるだけある速さ

ヴェルナーを例えると、大抵の専門家は「スピードスター」と言うでしょう。その通り、速さは素人でも分かるレベルで、特に一瞬の馬力が凄いのでトップスピード迄に持っていく速さは圧巻です。また、ただ早いだけでなく巧さを兼ね備えており、対戦経験のある日本代表の酒井高徳は、ヴァルナ―について「ドイツ代表に呼ばれてもプレーできるくらい上手い」と評しており、その時ヴェルナーはまだ17歳の若さでした。

特にこの速さを活かしたスペースを見つけて走り込むプレーは一見の価値があるほどで、多くの有能パサーがいるドイツ代表だけに、ただヴェルナーが蹴るだけでゴールと言うシーンを度々目撃するかもしれません。

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ティモ・ヴェルナーのポイント➁:巧みなオブザボール の動き

現在、ライプツィヒでゴールを量産していたり、コンフェデで得点王に輝くなど高い決定力を誇っているヴェルナー。この高い決定力を支えているのが、相手DFの読みの裏を突く、いあゆるオブザボールの動きが秀逸なのです。ドイツ代表の特徴の一ついかもしれませんが、ただ速いだけ、フィジカルが強いだけではなく、クレバーで相手の動きを読みながらプレーができます。

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ティモ・ヴェルナーのポイント③:精神的に成長した守備力のアップ

正直、まだ10代の頃は悪童と言ってよいほど態度は褒められたものではありませんでしたが、若手には携帯電話使用を制限したりアルコールを禁止するなど徹底的な管理教育が有名なライプツィヒに所属したことで態度に変化が。いわゆる大人になった感があります。それはプレーにも活きており、今まであまり守備をするイメージがなかったのが、前線から積極的にプレスをかけるなど守備力もアップし、貢献度が増しています。

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ワールドカップに出場するティモ・ヴェルナー以外の若手選手

前大会ブラジルワールドカップではコロンビア代表のハメス・ロドリゲスがブレイクしたように、ワールドカップでは決まってと言ってよいほど新星が誕生します。

では、ティモ・ヴェルナーと同世代の若手新星の注目選手を見てみましょう。

①ハリー・ケイン(22歳)※イングランド代表

引用:https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20170522/590796.html

イングランド代表待望のどこからでも点を取れる万能型FW。レアル・マドリードへの移籍の噂はあるほど。

➁マウロ・イカルディ(23歳)※アルゼンチン代表

引用:http://world-football-young-stars-talents.doorblog.jp/archives/30320221.html

若干23歳にしてセリエAインテルのキャプテンも務めるアルゼンチン代表のヒールキング。

③アルカディウシュ・ミリク(24歳)※ポーランド代表

引用:http://shooty.jp/7547

レヴァンドフスキ2世との呼び声も高い、日本代表との対戦する世界屈指のテクニシャン。

④エドウィン・カルドナ(25歳)※コロンビア代表

引用:http://claudiosuarez.hatenablog.com/entry/2015/12/07/201446_1

熱血プレーが賛否を巻き起こすトラブルメーカー的注目選手。熱きプレーが前面に出たら怖いものなし。

ドイツ代表の日程

グループFに入ったドイツ代表。グループリーグの日程は以下の通りです。過去のワールドカップでも優勝候補にされていた有力チームが初戦でつまずき、そのまま勢いに乗れず敗退なんて事はよくある話。何があるか分からないのがワールドカップ、ドイツ代表戦も初戦から見逃せません。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月17日18:00(18日0:00)ドイツ代表vsメキシコ代表(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

6月23日21:00(24日3:00)ドイツ代表vsスウェーデン代表(ソチ/フィシュトスタジアム)/TBS、NHKBS

6月27日17:00(27日23:00)ドイツ代表vs韓国代表(カザン/カザンアリーナ〉/NHK

実力だけをみれば、メキシコ代表、スウェーデン代表、韓国代表ともに格下と言える相手。勢いにのって1位通過を果たすためにもですが、攻撃力が高く、万が一の隙をつかれるのが怖い初戦のメキシコ代表戦が再注目ポイント!もうドイツ代表を率いて、12年と選手を知り尽くしているレーブ監督の選手交代などでいかに決勝トーナメントに余力を残せる采配ができるかも楽しみなところです。

ドイツ代表優勝まで道のり

2018ロシアワールドカップを最後に勇退が噂されているドイツ代表監督レーヴ氏のためにも、やはり優勝で有終の美を飾りたいドイツ代表。2大会連続優勝の偉業を成し遂げることができるのでしょうか?優勝までの道のりをみてみましょう。

※グループF1位通過の場合

7月3日17:00(3日23:00)グループF1位vsグループE2位(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/テレビ朝日、NHKBS

※グループF2位通過の場合

7月2日18:00(2日23:00)グループF2位vsグループE1位(サマーラ/サマーラアリーナ)/NHK

グループF1位通過の場合

準々決勝(予定)7月7日18:00(7日23:00)(サマーラ/サマーラアリーナ)/NHK

準決勝(予定)7月11日21:00(12日3:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

まとめ

世界中のトップ選手が全力でコンディションを合わせてくるワールドカップほど経験値を得られる場はありません。そう考えると、ヴェルナーを始め、上記の若手選手に並んで、日本代表も中島翔哉や堂安律も選出され経験を積んで欲しかったですが、今から言っても仕方ないですね。

ヴェルナーにとって、より一層のブレイクの場とロシアはなるでしょうか?ドイツ代表から目が離せないですね。

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