ハリー・ケイン【サッカーW杯2018 イングランド代表の注目選手】
2018/09/21
近代フットボール発祥の地と言われているイングランド代表ですが、前大会2014ブラジルワールドカップではグループリーグ敗退を始め、ここのところなかなか結果が残せていません。もうイングランド代表ではなく、ウェールズなどと共にイギリス代表にするべきという声もあるなか、母国の意地を見せて欲しいところです。
果たして2018ロシアワールドカップでは、イングランド代表はどこまで行けるのでしょうか?カギを握る一人の注目選手が、ハリー・ケインです。今夏にビッククラブ、レアル・マドリードへの移籍も噂されているハリー・ケインについて掘り下げていきましょう。
引用:https://www.footballchannel.jp/2015/11/16/post120591/
Contents
ハリー・ケイン プロフィール
引用:https://soccer.myjcom.jp/column/n-00003086/?l_d=eng
氏名:ハリー・エドワード・ケイン(Harry Edward Kane)
年齢:1993年7月28日(24歳)
所属チーム遍歴:トッテナム(イングランド)※現在-レアル・マドリード(スペイン)(予定)
身長・体重:188cm・86kg
出身地:イギリス・ロンドン ウォルサム・フォレスト区
現年俸:約10億4,000万円
ハリー・ケインがサッカーを始めたばかりの7歳の頃、イングランドでも有数の強豪クラブ、アーセナルの下部組織にスカウトをさせ、アーセナルユースに所属します。しかし、そこまで大きな結果を残せず、アーセナルはすぐに放出、トッテナムのユースチームに入ることに。そのままトッテナムで成長を遂げ、2010年(16歳の頃)トッテナムのトップチームにも入るようになる若手のホープとして期待が高まります。
そのまま順風満帆とはいかず、レイトンやミルウォールなどイングランドの下部リーグのチームで武者修行、2014年にトッテナムに復帰すると、才能がついに開花。得点ランキングでも上位に名を轟かせるまでになってきました。それから怪我やスランプなどもあり、なかなか結果が出ない時期もあったものの、2度にわたりイングランド・プレミアリーグ得点王獲得、度々最優秀選手に選出されるなど、イングランドを代表する点取り屋となっています。年俸もトッテナム史上最高額と言われている10億円超えを果たし、また2018ロシアワールドカップ終わりには、スペインのビッククラブ、レアル・マドリードへ巨額移籍金による移籍が噂されています。
U-17イングランド代表の頃から、年代別の代表キャップを記録しています。なかでも、オリンピック代表でもあるU-21の際には、UEFA U-21欧州選手権の予選で8試合6得点と大暴れして、予選通過に貢献するなど大活躍しました。フル代表初出場は、21歳の頃である2015年で、2018年には若干24歳にして、伝統のイングランド代表主将に任命され、イングランド代表の顔となっています。
ハリー・ケインのポイント①:まさに万能タイプのフォワード
188cmという長身を生かしたポストプレーや、ヘディングだけでなく、ミドルシュートや自らドリブルで持ち込んでのシュート、高速のクロスボールでアシストなど攻撃パターンを無数に持っている、まさに万能タイプのフォワードと言えます。
データによると、決定率の高さは、あのC.ロナウドと同等レベルとまで言われていて、移籍が噂されているC.ロナウドの後釜として、レアル・マドリード移籍が取りだされているほどです。
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ハリー・ケインのポイント➁:大型選手らしくない小技の旨さ
大型選手の場合は、大抵、軸となるポストプレーは上手いですが、そこまで足技を使った細かいプレーをしない印象ですが、ハリー・ケインの場合、小技も上手いのです。特に、相手DFとの間合いを外し、相手の逆を意表を突くセンスは秀逸と言われており、読みづらい選手とされています。それでいて、シュートの正確性が高いので、驚異的な決定率を誇っていることになります。
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ハリー・ケインのポイント③:現代サッカーらしい豊富な運動量
現在サッカーにおいて、前線の選手であっても献身的な守備をすることが必須であると言われていますが、ハリー・ケインの場合は、豊富な運動量で、最前線からしっかり守備を行うので、目には見えないところでもチームに与える貢献度が高いのです。まさに現代サッカーの申し子と言えるでしょう。
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イングランド代表、他の注目選手
まさにイングランドの中心選手となったハリー・ケイン。ただ、もちろんながらサッカーは1人でやるものではありません。他の選手の躍動も優勝には必要不可欠。では、現在のイングランド代表のハリー・ケイン以外の注目選手を見ていきましょう。
①ジェイミー・バーディ(レスター・シティ)
引用:https://web.gekisaka.jp/photonews/photolist?news_id=174522
昨年、レスターを奇跡の優勝に導いた苦労人FW。驚異的なスピードスターで、裏を付くプレーが得意。
➁デレ・アリ(トッテナム)
引用:https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20170811/625394.html
イングランドのスター選手、ジェラード2世との呼び声も高いトップ下のテクニシャン。精神力があるからこそできる冷静沈着なプレーな持ち味。
③アシュリー・ヤング(マンチェスター・ユナイテッド)
引用:https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20170120/543898.html
サイドバックに転向した超攻撃型DF。精度が高いクロスボールと、対人守備に強いストロングスタイルが武器。
イングランド代表の日程
イングランド代表が入ったグループは、グループG。FIFAランキングの関係で、ポット2となったイングランド代表は、同組にベルギー代表が入る厳しい組となりました。サッカーの母国で、しかも同じヨーロッパの国であるベルギー代表には負けたくない意地があるはずです。日程を見ていきましょう。
()は日本時間、/はテレビ中継予定
6月18日21:00(19日3:00)イングランド代表vsチュニジア代表(ヴォルゴグラード/ヴォルゴグラードアリーナ)/NHK
6月24日15:00(24日21:00)イングランド代表vsパナマ代表(ニジニ・ノヴゴロド/ニジニ・ノヴゴロドスタジアム)/NHK
6月28日20:00(29日3:00)イングランド代表vsベルギー代表(カリーニングラード/カリーニングラードスタジアム〉/NHK
注目はやはり第3戦ベルギー戦。そこまで比較的格下の2戦にはしっかり勝ち、グループリーグ突破は決めてから、1位通過を賭けてベルギー戦に臨みたいところです。
イングランド代表優勝まで道のり
イングランド代表の優勝は、自国開催だった1966イングランド大会。もう50年以上の時が経っています。下馬評ではそこまで高くはないですが、奇跡が起こるのでしょうか?イングランド代表優勝までの道のりをみてみましょう。
※グループG1位通過の場合
7月2日21:00(3日3:00)グループG1位vsグループH2位(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ)/NHK
※グループG2位通過の場合
7月3日21:00(4日3:00)グループG2位vsグループH1位(モスクワ/スパルタクスタジアム)/NHK
※※グループH2位通過の場合
準々決勝(予定)7月7日18:00(7日23:00)(サマーラ/サマーラアリーナ)/NHK
準決勝(予定)7月11日21:00(12日3:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK
決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK