ハビエル・エルナンデス【サッカーW杯2018 メキシコ代表の注目選手】

      2018/09/21

1994アメリカワールドカップ以降、2014ブラジルワールドカップまで6大会連続で決勝トーナメントに進出している隠れた強豪国がメキシコ代表です。最近では、日本代表の本田圭佑がメキシコのクラブチーム、パチューカに所属していたことでもお馴染みですね。

6大会決勝トーナメントに進出しているものの、実は6大会連続、決勝トーナメント1回戦で敗退、ベスト16で終わっているのです。2018ロシアワールドカップで、7大会連続となる決勝トーナメント進出はもちろん、ベスト16の壁を破って欲しいというのが国民の悲願!

このメキシコ代表のエースで、ベスト16の壁を破れるかは、この男の出来が大きく左右することでしょう。チャチャリートことハビエル・エルナンデスです。

ここでは、メキシコ代表のハビエル・エルナンデスについて掘り下げていきます。

引用:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=16260

氏名:ハビエル・エルナンデス・バルカサル(Javier Hernández Balcázar)

年齢:1988年6月1日(29歳)

所属チーム遍歴:グアダラハラ(メキシコ)-マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)-レバークーゼン(ドイツ)-ウエストハム(イングランド)※現在

身長・体重:175cm・70kg

出身地:メキシコ・グアダラハラ

現年俸:約11億0000万円

サッカーファンのなかでは、ハビエル・エルナンデスというより、チャチャリートという愛称のほうがお馴染みかもしれません。ちなみにチャチャリートとは、「小さなエンドウ豆」と言う意味で、その相性どおり、小さい頃からあまり身長が伸びなかったこともあり、サッカーセンスはあったものの、親など周囲は誰もプロサッカー選手は無理だろうと思われていたほどでした。

10代前半には、地元のグアダラハラの下部組織のチームで、小さな体を巧みに使い、スピード感溢れるプレーでゴールを量産。誰もが考えていなかったプロ選手としての第一歩を歩み始めます。しかし、チャチャリートの快進撃は、まだまだ序章に過ぎませんでした。

チャチャリートの活躍は、すぐに海を越え、世界有数のビッククラブであるマンチェスター・ユナイテッドが視察に来るほどで、数試合観戦後、マンチェスター・ユナイテッドと正式契約、海外での挑戦が始まります。

しかし、イングランド特有の労働許可証の壁などもあり、初めはなかなか思ったような結果は出ないものの、修行先がなんと双璧をなすほどのビッククラブであるスペイン・レアルマドリードと言うところからも、チャチャリートへの期待度の高さはうかがい知れます。

その後、コンスタントな出場機会を求め、ドイツ・レバークーゼンに移籍、2015年には、北中米最優秀選手に贈られるCONCACAF年間最優秀選手賞を受賞するなど、メキシコを代表するストライカーに成長。2016-2017シーズンおわりには、イングランド・プレミアリーグ、ウエストハムに年俸860万ユーロ(約11億円)、移籍金22億円の高額オファーを受け、移籍。ワールドカップ終わりには、MLS(アメリカ)のロサンゼルスFCが約17億円の巨額オファーを出していると噂れテイルなど、30歳を目前にまだまだ第一線であることを示しています。

ハビエル・エルナンデスのポイント①:ゴール嗅覚が凄い

例えば、イニエスタのようなボールキープ率が凄いとか、Cロナウドのようにフィジカルを活かした豪快シュートが合圧巻など、ここぞという特筆したプレーがあるわけではないのですが、気づくと得点を決めているのは、ハビエルだったと言われるように天性のゴール嗅覚は凄いです。祖父。父もプロサッカー選手と言うだけあって、サラブレットのずば抜けたサッカーセンスは一見の価値ありです。

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ハビエル・エルナンデスのポイントのポイント➁:ボールを持っていてもスピードが落ちない

2010南アフリカワールドカップ時の記録ながら、走力スピードは、なんとハビエル・エルナンデスは、時速32.14㎞で自動車と並走しているレベルのスピードで走るのです。そのスピードは、スピードスターと言われているオランダ代表のロッペンを凌ぐ速さでした。

しかも、ボールを持っていても、スピードが落ちることがないので、フィジカルだけでなく、スピード感もあるディフェンダーでないと、あっという間に置き去りにされてしまいます。

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ハビエル・エルナンデスのポイントのポイント③:イケメン!!

スペイン代表のFトーレスや、ポルトガル代表のCロナウドと並んで、世界のイケメンサッカー選手にもよく選出されており、小柄なこともありますが、顔立ちも日本人寄りで、日本人好みのイケメンで女子必見です。

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ハビエル・エルナンデスのプレーは日本人のお手本になる!

引用:https://blueazure.jp/sacchi/tag/chicharito/feed/

日本代表の平均身長は、177.9cmとワールドカップ本戦出場国で下から2番目の低さ。FWに特化すると、174.7cmしかなく、190cmを超えるような屈強ディフェンダーには太刀打ちできないと思いがちですが、このチャチャリートことハビエル・エルナンデスの身長は、175cm、ほぼ日本人のFW選手と変わらないのです。

しかし、ハビエル・エルナンデスは、意外なほどヘディングも強く。頭でもゴールも珍しくありません。これには、事前にしっかりパスコースを予測して、頭と体を滑り込ませる技術が非常に高く、上背がなくても競り勝てるポジショニングが取れる技術に長けているのです。小柄なことを活かした間を割ってスペースに入るスキルなど、日本人選手が目指すべきサッカースタイルが、そこにはあります。

メキシコ代表の日程

グループFに入ったメキシコ代表。グループFには優勝候補筆頭のドイツ代表を始め、強豪国揃いの死の組。この組を這い上がって来れば、おのずとその先も見えてくるのではないでしょうか?

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月17日18:00(19日0:00)メキシコ代表vsドイツ代表(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

6月23日18:00(25日0:00)メキシコ代表vs韓国代表(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ)/テレビ朝日、NHKBS

6月27日19:00(27日23:00)メキシコ代表vsスウェーデン代表(エカテリンブルク/エカテリンブルクアリーナ〉/TBS、NHKBS

注目は第2戦、韓国戦。(失礼ながら)格下と言うべき相手である韓国相手に、どこまで大量得点を取れるかがカギ。順当にいけば、第3戦スウェーデン戦は、どちらも1勝1敗で、勝った方が決勝トーナメント進出の公算が強い。気持ちに余裕を持たせるためにも、3戦目より前に得失点差をより多く獲得しておきたい。

メキシコ代表優勝まで道のり

グループFを突破したら、そのまま一気に行きそうな気配もします。メキシコ代表はどこまで進めるのでしょうか?

※グループF1位通過の場合

7月3日17:00(3日23:00)グループF1位vsグループE2位(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/テレビ朝日、NHKBS

※グループF2位通過の場合

7月2日18:00(2日23:00)グループH2位vsグループG1位(サマーラ/サマーラアリーナ)/NHK

※グループF2位通過の場合

準々決勝(予定)7月6日21:00(7日3:00)(カザン/カザンアリーナ)/TBS、NHKBS

準決勝(予定)7月10日21:00(11日3:00)(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/NHK

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

まとめ

メキシコのスピードスター、チャチャリートことハビエル・エルナンデスについて掘り下げてみました。いかがでしたでしょうか?

10代の頃から活躍しているハビエル・エルナンデスですが、間もなく30歳。ピークの状態で迎えるワールドカップは2018ロシアワールドカップが最後かもしれません!チャチャリートの爆発を期待しましょう!

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