セルヒオ・ラモス【サッカーW杯2018 スペイン代表の注目選手】

      2018/09/21

スペイン代表の代名詞であるイニエスタがJリーグの神戸入りかと話題となっていますが、このイニエスタを始め、2010南アフリカワールドカップ優勝メンバーが事実上、最後のワールドカップを迎えるスパイン代表。

経験値で勝るベテランが勝つか、それとも勢いがある若者が勝つか、どのスポーツでも言えることですが、注目したいところです。

このスペイン代表を率いるベテランの一人が、守備の要、セルヒオ・ラモスです。とかく注目選手と言うと、攻撃的な前の選手ばかり取り上げられますが、しっかりとした守備がなければ絶対に試合は勝てません。

スペイン代表の命運を握るセルヒオ・ラモスについて掘り下げていきましょう。

氏名:セルヒオ・ラモス・ガルシア (Sergio Ramos García)

年齢:1986年3月30日(32歳)

所属チーム遍歴:セビージャ(スペイン)-レアル・マドリード(スペイン)※現在

身長・体重:184cm・82kg

出身地:スペイン・セビリア

現年俸:約13億7,000万円

3人兄妹の次男と生まれたセルヒオ・ラモス。キャリアのスタートは地元であるスペイン・セビージャ。当時は、元ドイツ代表のシュスターに風貌が似ていたことから、そのまま「シュスター」と呼ばれていました。

始めはセビージャBチーム(2軍)だったものの、すぐに頭角を現しトップチームに昇格。2004-05シーズンには若干18歳ながら41試合に出場し、ドン・バロン・アワードのブレイクスルー選手に選出されるなど、将来有望の若手としてスペインでは名の知れた選手へと成長を遂げていきます。

転機となったのは、セビージャトップ昇格からわずか2年しか経っていない、2005年のシーズンオフ、世界的ビッククラブで、銀河系軍団と言われていたレアル・マドリードに、当時の10代スペイン人の最高額となる移籍金2,700万ユーロという高額なお金で移籍となります。

レアル・マドリードでは、往年の名DFであるイエロから背番号4を受け継ぎ、レアルの精神的支柱としてリーガ・エスパニョーラ制覇を始め、クラブワールドカップ優勝など輝かしき記録を打ち立てる、世界が認める屈指の名DFとなります。

スペイン代表としても、キャプテンとして2010南アフリカワールドカップ制覇など名声を得ており、現在32歳、最後のワールドカップ、代表としての集大成として2018ロシアワールドカップに臨みます。

セルヒオ・ラモスのポイント①:アグレッシブすぎる守備

セルヒオ・ラモスのディオフェンススタイルと一言でいうと、突進型。屈強なフィジカルと判断能力の良さを生かして、リスクを恐れず、相手を(良い意味で)潰していきます。一見だけすると、まるで簡単にボールを奪取しているように見えるのは、的確な読みがあってこそ。そのアグレッシブすぎるプレースタイルは、時に激高してレッドカードを貰うほどですが、その闘将がいるからこそ、チームのモチベーターとなっています。

[youtube id=”sY8CWP4u52E”]

セルヒオ・ラモスのポイント➁:得点力もある勝負強さ

主にセンターバックを務めるセルヒオ・ラモスだけに守備面ばかり注目されがちですが、セットプレイ時の打点の高いヘディング力は、チームにとって大きな武器となります。得点感覚も優れているので、ペナルティエリア外でも不要なファイルやコーナーに逃げるようなプレーをしてしまっては、セルヒオ・ラモスにとっては逆にチャンスとなってしまうでしょう。

[youtube id=”MaIuSfooB5I”]

セルヒオ・ラモスのポイント③:周囲を落ち着かせるキャプテンシー

日本代表でも、前監督のハリルホジッチ氏は、中東に遠征する際、怪我をしていて出場は不可能なキャプテン長谷部誠を帯同させたことがあります。長谷部がドイツでも絶賛されるほどの日本代表歴代トップとも言えるキャプテンシーの持ち主だからこそなのですが、代表選手ともなると、どの国の選手も小さなころからスーパースターだった選手が多く、よく言えば個性派軍団。このメンバーをまとめていき、周囲を平常心へと持っていく強烈なまでのキャプテンシーは唯一無二のものです。

[youtube id=”3CfGa2V1PyE”]

ワールドカップに出場する他の屈強センターバック

冒頭でも述べた通り、どうしても派手なプレーの攻撃的選手ばかり目がいってしまいますが、やはりサッカー通になればなるほど後ろのディフェンシブな選手を注目するものです。

セルヒオ・ラモスと双璧をなすほどの2018ワールドカップに出場する屈指の名DFを紹介します。

①ラファエル・ヴァラン(フランス代表)

引用:http://サッカー選手wiki.xyz/varane

レアル・マドリードでもセルヒオ・ラモスとコンビを組むセンターバック。スピードに長けており、基本的に1対1で抜かれるようなことはありません。

➁ダニエウ・アウベス(ブラジル代表)

引用:http://www.goal.com/jp

かつてバルセロナの全盛期を支えた34歳のベテランDF。屈強な肉体を武器に、すぐに攻撃の芽を摘んでいきます。現在、バルセロナが不調なのは、彼をユヴェントスに放出したからだという声も多い。

③マッツ・フンメルス(ドイツ代表)

引用:http://sports-inafever.com/hummels-style

歴史的に見ても名DFが多いドイツ代表の壁です。守備が強いだけでなく、決定的チャンスを作り上げるビルドアップのパスセンスも抜群で、高い正確性を誇っています。

スペイン代表の日程

運命のいたずらが、永遠のライバルである隣国、ポルトガル代表と同組であるグループBに入った売ペイン代表。意地と意地とかぶつかり合う、スペイン代表vsポルトガル代表は、のちに事実上の決勝戦と言われるような名勝負になる予感がひしひし感じます。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月15日21:00(16日3:00)スペイン代表vsポルトガル代表(ソチ/フィシュトスタジアム)/NHK

6月20日21:00(21日3:00)スペイン代表vsイラン代表(カザン/カザンアリーナ)/日本テレビ、NHKBS

6月25日20:00(26日3:00)スペイン代表vsモロッコ代表(カリーニングラード/カリーニングラードスタジアム〉/日本テレビ、NHKBS

世界No,1プレイヤーとの呼び声も高い、Cロナウドを始めとしたポルトガル代表をセルヒオ・ラモス率いるスペイン代表DF陣は抑えることができるのか、やはりスペイン代表vsポルトガル代表はグループリーグ1番の注目試合です。

スペイン代表優勝まで道のり

グループリーグでは壮絶な戦いをポルトガル代表と繰り広げそうなスペイン代表。グループBは特に、1位通過の場合、かなり日程的に余裕があるので、是非にも1位通過をしたいところです。

日程は以下の通りです。

※グループB1位通過の場合

7月1日17:00(1日23:00)グループB1位vsグループA2位(モスクワ/スパルタクスタジアム)/TBS、NHKBS

※グループB2位通過の場合

6月30日21:00(1日3:00)グループB2位vsグループA1位(ソチ/フィシュトスタジアム)/NHK

※グループH1位通過の場合

準々決勝(予定)7月7日21:00(8日3:00)(ソチ/フィシュトスタジアム)/NHK

準決勝(予定)7月11日21:00(12日3:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/テレビ朝日、NHKBS

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

やはり決勝トーナメントの日程的に比較的余裕がある1位通過チームがコンディション調整には断然有利。グループリーグで1位通過するのは、果たしてスペイン代表かポルトガル代表か、それとも…。

まとめ

世界屈指のDF、スペイン代表のセルヒオ・ラモスについてお届けしました。いかがでしたでしょうか?肉体的にピークであったであろう、前大会(2014ブラジルワールドカップ)ではスペイン代表はまさかのグループリーグ敗退。前回優勝国がグループリーグ敗退は初と屈辱のワールドカップで終わっただけに、この大会に賭ける気持ちは強いでしょうね。

[cc id=173]

 - スポーツ