セルヒオ・アグエロ【サッカーW杯2018 アルゼンチン代表の注目選手】

      2018/09/21

天才の名を欲しいままにしているアルゼンチン代表のリオネル・メッシ。タイトルというタイトルを欲しいままにしている彼ですが、唯一と言ってもよいまだ目にしていないタイトル、ワールドカップ制覇のためには、今回の2018ロシアワールドカップがラストチャンスかもしれません。

メッシ自身も、2014ブラジルワールドカップで(優勝した)ドイツ代表に決勝戦で敗れ、夢があと1歩のところまで近づきながらも去っていた屈辱は、この4年間忘れていないと言っているほどです。

もちろんながらサッカーは一人でやるものではありません。メッシも所属するクラブチームであるバルセロナではイニエスタやスアレスといった名だたるレジェンドプレイヤーがいたからこそ、ここまで輝けているように、アルゼンチン代表にも信頼おける相棒がいます。

その一人が点取り屋であるセルヒオ・アグエロ。メッシの華麗なアシストで、アグエロが決める、もしくはその逆のようなシーンをワールドカップで多く見かけることができれば、アルゼンチン代表は悲願のワールドカップ制覇が近づいてくるでしょう。

引用:http://www.cartaoamarelo.com/contents/news/20150703_33_02_02.shtml

氏名:セルヒオ・レオネル・アグエロ・デル・カスティージョ( Sergio Leonel Agüero del Castillo)

年齢:1988年6月2日(29歳)

所属チーム遍歴:インデペンディエンテ(アルゼンチン)-アトレチコ・マドリード(スペイン)-マンチェスター・シティ(イングランド)※現在

身長・体重:173cm・70kg

出身地:アルゼンチン・キルメス

現年俸:約22億9000万円

アグエロのプロスタートは、地元アルゼンチンのクラブ、インデペンディエンテ。若干15歳という若さでの出場で、その記録は、あのアルゼンチンの英雄、ディエゴ・マラドーナが持っていたプリメーラ・ディビシオン(※アルゼンチンの1部リーグ)最年少出場記録を更新するものでした。

まだユース世代である16歳時には早くも、インデペンディエンテの主力に成長。「ニューメッシ」「マラドーナの後継者」と期待され、早くも将来を嘱望される選手となっていきました。その声はすぐに世界にも届き、スペインの強豪、アトレチコ・マドリードに移籍。その際の移籍金は、アトレチコ・マドリードクラブ史上最高額となる2,000万ユーロ(約26億円)にもなったと言う。その際、アトレチコ・マドリード以外にもバイエルンミュンヘンやバルセロナなど世界のビッククラブもオファーを出していたと言われています。

アトレチコ・マドリードでもコンスタントに得点を決め、期待通りの活躍を果たし、クラブとしても結果を残していきました。そして、2010-11シーズン終了直後に、イングランドの名門、マンチェスター・シティに移籍。移籍金は、アトレチコに移籍した際のおよそ倍以上である4500万ユーロ(約59億円)年俸約22億9000万円と言う巨額のお金が動くビックなものになっています。

アルゼンチン代表としては、2006年。年齢的には一つ上で、ユース時代からともにプレーしているリオネル・メッシとともに、最高峰のホットラインを築き、ゴールの量産しています。

 

セルヒオ・アグエロのポイント①:相手との駆け引きが上手い

例えば、ゴールキーパーとの1対1の場面でも、まるで動きを読んでいるがごとく、裏を突くプレーが得意としています。それには抜群のサッカーセンスとともに、経験から得た豊富な経験値がものを言っているのでしょう。

 

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セルヒオ・アグエロのポイント➁:どこからでもシュートを打てる

右足からでも左足からでも蹴れるだけでなく、ヘディングも得意とシュートのバリエーションの豊さもアグエロの特徴の一つ。更に、シュートの種類もボレーやループシュートなど多彩なものを持っており、相手の読みの裏を突いて、どこからでもシュートを打てる根っからの点取り屋です。

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セルヒオ・アグエロのポイント③:サイドを駆け上がるドリブル

マラドーナやメッシを彷彿とさせるような華麗なステップを踏んだ、加速度の増したドリブルは、基本サイドをえぐるようにまっすぐ突き抜けてきます。そしてセンターにはメッシが待っていると言うわけです。

 

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セルヒオ・アグエロ、メッシ以外の注目のアルゼンチン代表選手

メッシばかりちゅうもくされがちなアルゼンチン代表ですが、メッシそしてアグエロ以外にも注目すべきトッププレイヤーばかり。ここでは覚えておきたいアルゼンチン代表の有力選手を紹介します。

①アンヘル・ディ・マリア(パリサンジェルマン)

引用:https://www.football-zone.net/archives/45532

左右どちらでもサイドを制することができる生粋のドリブラー。おしゃれで魅せるプレーをしてくれます。

➁ゴンサロ・イグアイン(ユヴェントス)

引用:https://www.footballchannel.jp/2015/10/27/post116475/

アグエロとポジションを争うベテランフォワード。得点感覚に優れていて巧妙な技を繰り出す。

③ハビエル・マスチェラーノ(河北華夏幸福)

引用:https://web.gekisaka.jp/photonews/photolist?news_id=142869

長年バルセロナの中盤を支えた名ボランチ。攻守の要として派手さはないが確実なプレーが持ち味。

 

アルゼンチン代表の日程

グループDに入ったアルゼンチン代表。グループリーグの日程は以下の通りです。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月16日16:00(16日22:00)アルゼンチン代表vsアイスランド代表(モスクワ/スパルタクスタジアム)/NHK

6月21日21:00(22日3:00)アルゼンチン代表vsクロアチア代表(ニジニ・ノヴゴロド/ニジニ・ノヴゴロドスタジアム)/日本テレビ、NHKBS

6月26日21:00(27日3:00)ブラジル代表vsセビリア代表(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム〉/NHK

やはりワールドカップ本戦に出場する国ですから、どこも油断など絶対にできない相手ばかりなのは言うまでもありませんが、特に気を付けたいのは3戦目ナイジェリア戦。それまでの2戦、順当に勝って勝ち点3を得ていたとしたら、それこそ油断大敵。ナイジェリア代表はオリンピックでの躍進も有名ですが、身体能力が高く、どんなプレーを見せてくるのか未知のところがあり、油断して失点でもすると、そのまま守り切られる可能性も。詳しくは後述しますが、その後を考えると、やはり2位通過は避けて1位で順当に進んでおきたいところ。3戦目まで気の抜けない試合は続くことは間違いないでしょう。

アルゼンチン代表優勝まで道のり

1986メキシコワールドカップ以来優勝から遠ざかっているアルゼンチン代表。優勝したのはそのメキシコ大会と、1978アルゼンチン大会で、2014ブラジル大会でも準優勝したことから、南米大陸開催時は強いイメージがあり、今回は北の大国ロシアのため、厳しいなんて見方もありますが、実際アルゼンチン代表が悲願の優勝までの道のりはどうなっているのでしょうか?

日程は以下の通りです。

※グループD1位通過の場合

7月1日21:00(2日3:00)グループD1位vsグループC2位(ニジニ・ノヴゴロド/ニジニ・ノヴゴロドスタジアム)/テレビ朝日、NHKBS

※グループD2位通過の場合

6月30日17:00(30日23:00)グループD2位vsグループC1位(カザン/カザンアリーナ)/TBS、NHKBS

※グループD1位通過の場合

準々決勝(予定)7月7日21:00(8日3:00)(ソチ/フィシュトスタジアム)/NHK

準決勝(予定)7月11日21:00(12日3:00)(モスクワ/スパルタクスタジアム)/テレビ朝日、NHKBS

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

万一、グループリーグを2位通過してしまうと、日程的に決勝トーナメント1回戦まで日がなく、コンディション管理が難しくなります。また順当に進むことで決勝の地であるモスクワ/スパルタクスタジアムでの試合数も多くなることから、優勝を目指すのであれば、グループリーグ1位通過は絶対命題といえるでしょう。

まとめ

アルゼンチン代表の点取り屋、セルヒオ・アグエロについて掘り下げてみました。いかがでしたでしたでしょうか?

ちなみにアグエロは、愛称「クン」と言われていますが、その「クン」とはアグエロが少年時代に熱中していた日本のアニメ「わんぱく大昔クムクム」に由来しています。こんなところでも日本とつながりがあったのです。それだけでも応援したくなりますよね。

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