ロメル・ルカク【サッカーW杯2018 ベルギー代表の注目選手】

      2018/09/21

ブラジル、イタリア、スペイン、ドイツと続いているワールドカップ優勝国。1958年、1962年でブラジル代表が連覇を果たして以来、約65年にわたり連覇を成し遂げた国はなく、絶対的な強さを誇っているドイツ代表が順当に優勝となるのは難しいとみる専門家は多いのです。

では、果たしてどこが優勝を果たすでしょうか?上記で述べた国(本大会進出できなかったイタリア除く)以外にもアルゼンチンやウルグアイなど優勝経験国が優勢ですが、サッカー通の中では最大のダークホースとされているのが、ベルギー代表です。

FIFAランキング現在3位と絶好調で、各国のビッククラブに所属する選手がズラリと揃うタレント軍団、ベルギー代表。そのなかでも、100年に1度の怪物ストライカーとまで言われている点取り屋ルカクの存在感は抜きに出ているものがあります。

ベルギー代表を悲願の優勝に導けるのか!?ベルギーの怪物ストライカー、ロメル・ルカクについて掘り下げていきましょう。

氏名:ロメル・メナマ・ルカク(Romelu Menama Lukaku)

年齢:1993年5月13日(24歳)

所属チーム遍歴:アンデルレヒト(ベルギー)-チェルシー(イングランド)-エヴァ―トン(イングランド)-マンチェスターユナイテッド(イングランド)※現在

身長・体重:190cm・93kg

出身地:ベルギー・アントウェルペン

現年俸:約20億2000万円

コンゴ民主共和国にルーツを持つアフリカ系ベルギー人として生まれ、5歳からサッカーを始め、幼少期から点取り屋として活躍。すぐに川島永嗣も所属経験があるベルギーのクラブチーム、リールセSKからスカウトされるほど。地元のベルギー、RSCアンデルレヒトユースに所属、2009年にはトップチームに昇格、ヨーロッパリーグ(EL)にてアヤックスなど強豪相手にゴールを決め、世界に猛烈アピール。イングランドのビッククラブ、チェルシーに移籍を果たします。

しかし、チェルシーでは出場機会に恵まれず、WBA、エヴァ―トンの期限付きのレンタル移籍で腕を磨き、エヴァ―トンでは、31試合に出場15ゴールを決め、実力が認められて、チェルシーからエヴァ―トンに完全移籍。その後、エヴァ―トンでは、エースナンバー10を背負い、プレミアリーグの年間ベスト11に選出されるなどエヴァ―トンの顔として、110試合53得点を記録、世界でも有数のストライカーとなり、ベルギーが生んだ怪物ストライカーと言われるように。

エヴァ―トンからマンチェスターユナイテッドに移籍し、初出場の試合でいきなりの2ゴールを決め、その適応能力を遺憾なく発揮しています。24歳322日でプレミア通算100ゴールを達成しており、その速さは、長いイングランドプレミアリーグのなかで5番目の若さという記録を打ち立てました。

ベルギー代表には、各世代のベルギー代表を経て、2010年に、とうとうA代表デビュー。ワールドカップとしては2010南アフリカ、2014ブラジル、2018ロシアと予選ではコンスタントに得点を決めるなど、今のベルギー代表の躍進の源となっているのは間違いありません。

ロメル・ルカクのポイント①:唯一無二のパワーと正確さ

190cm、93kgという恵まれた体格を活かし、(見た目ではそれ以上あるように思える)例え、コースが分かっていても並のゴールキーパーでは取ることができないようなネットに突き刺さるパワーシュートは相手にとって恐怖すら覚えるほどです。また、力任せに蹴るのではなく、シュート位置を考えて打てる正確さも持ち合わせており、クレバーな面も見せています。

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ロメル・ルカクのポイント➁:強じんすぎるフィジカル力

筋肉でまとわれているような肉体は強じんすぎるフィジカル力があり、特にその威力が発揮されるのはヘディング。身体能力が高いのもありますが、プレッシャーが多くとも相手を吹き飛ばすようなフィジカル力でビクともしません。

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ロメル・ルカクのポイント③:重戦車のような強く早いドリブル

シュート力が有名なルカクですが、まるで重戦車のようなドリブルも見ものです。キャプテン翼の世界だったら相手DFが吹き飛ばされるような強く、そしてあっという間に抜き去るドリブルはベルギー代表に決定的なチャンスを生みことでしょう。

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ロメル・ルカクは、ワールドカップ得点王候補の1人!

引用:http://www.afpbb.com/articles/-/3139056?pid=19278723

2014ブラジルワールドカップでは、日本戦でも得点を決めたハメス・ロドリゲスが獲得して一気にスターダムにのし上がりました。果たして、2018ブラジルワールドカップでは誰が得点王になるのでしょうか?

◎本命:ロメル・ルカク(ベルギー代表)

〇対抗:ネイマール(ブラジル代表)

〇対抗:Cロナウド(ポルトガル代表)

▲大穴:メッシ(アルゼンチン代表)

ワールドカップ得点王には個人の実力だけでなく、チームが勝ち進む必要があり、また短期間なので爆発力も必要です。他にもポーランド代表のレヴァンドフスキなども稀代のストライカーですが、決勝までたどり着かないと試合数が少なく不利となります。

そのあたりを考慮すると、格下相手には爆発することが多く、パナマ代表戦などのグループリーグではハットトリックも期待できるルカクは筆頭と言えるのではないでしょうか?

ベルギー代表の日程

 

グループGに入ったベルギー代表。グループリーグの日程は以下の通りです。同じグループGにはサッカーの母国イングランド代表も入りました。実力的にはベルギー代表が上と言われてはいますが、やはり母国のとしてのプライドはあり、ましてや同じヨーロッパの新興実力国に負けるわけにはいきません。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月18日18:00(19日0:00)ベルギー代表vsパナマ代表(ソチ/フィシュトスタジアム)/フジテレビ、NHKBS

6月23日15:00(24日23:00)ベルギー代表vsチュニジア代表(モスクワ/スパルタクスタジアム)/フジテレビ、NHKBS

6月28日20:00(29日3:00)ベルギー代表vsイングランド代表(カリーニングラード/カリーニングラードスタジアム〉/NHK

やはり注目試合はベルギー代表vsイングランド代表。ベルギー代表にはルカクを始め、イングランドプレミアリーグで活躍する選手も多く勝手知った選手ばかり、意地と意地の戦いとなる面白い試合になることでしょう。

また、グループリーグでいかに怪物ルカクが目覚めるのもポイント。まだ24歳と若く、一度乗りだしたら止まらず決勝戦までノンストップなんてことも考えられるだけに初戦のパナマ戦からいきなりの複数ゴールも期待できます。

ベルギー代表優勝まで道のり

 

またベルギー代表はかなり抽選にも恵まれていると言えます。初戦で比較的楽に戦えそうなパナマ戦、ある程度プレッシャーから解放させる2戦目に決勝の地であるモスクワで戦え、最大の目玉であるイングランド戦は2戦を勝利しておけば決勝トーナメント進出を決めてから戦えると言う理由な状況。運も実力のうち、ベルギー代表に風は吹いている!?

悲願のワールドカップ制覇を成し遂げることができるのでしょうか?優勝までの道のりをみてみましょう。

※グループG1位通過の場合

7月2日21:00(3日3:00)グループG1位vsグループH2位(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ)/NHK

※グループG2位通過の場合

7月3日21:00(4日3:00)グループG2位vsグループH1位(モスクワ/スパルタクスタジアム)/NHK

グループG1位通過の場合

準々決勝(予定)7月6日21:00(7日3:00)(カザン/カザンアリーナ)/TBS、NHKBS

準決勝(予定)7月10日21:00(1Ⅰ日3:00)(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/テレビ朝日、NHKBS

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

まとめ

ベルギー代表の怪物ストライカー、ロメル・ルカクについて掘り下げてみました。いかがでしたでしょうか?今でも世界No,1ストライカーとの呼び声が高いルカクですが、ワールドカップで躍進することで、名実ともにNo,1と誰もが認める存在となって欲しいですね。果たして、ベルギー国民悲願とも言えるワールドカップ優勝を果たせるのか注目です。

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