ズラタン・イブラヒモビッチ【サッカーW杯2018 スウェーデン代表の注目選手】

      2018/09/21

間もなく始まる4年に1度のサッカーの祭典「2018ロシアワールドカップ」。直前にして最も動向が注目されている稀代のストライカーがいます。

そう、スウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチです。一度は代表引退を公言していた、この男、果たしてロシアのピッチに立つことはあるのでしょうか?

ズラタン・イブラヒモビッチが出るか出ないでも、スウェーデン代表の雰囲気は全く違うものになるでしょう。いったい、ズラタン・イブラヒモビッチはどんな選手なのでしょうか?

ここでは、ズラタン・イブラヒモビッチについて深掘りしていきましょう。

引用:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?192335-192335-fl

ズラタン・イブラヒモビッチ プロフィール

引用:http://blog.livedoor.jp/jeep_55/archives/cat_50028925.html

氏名:ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan IBRAHIMOVIC)

年齢:1981年10月3日(36歳)

所属チーム遍歴:マルメ(スウェーデン)-アヤックス(オランダ)-ユヴェントス(イタリア)-インテル(イタリア)-バルセロナ(スペイン)-ACミラン(イタリア)-パリSG(フランス)-マンチェスターユナイテッド(イングランド)-LAギャラクシー(アメリカ)※現在

身長・体重:195cm・95kg

出身地:スウェーデン・マルメ

現年俸:約1億5000万円

出身地であるスウェーデンの小さな町、マルメの地元チームと契約を結んだイブラヒモビッチ。すぐに結果を表し頭角を出します。その活躍を海外チームが目を付けないわけがなく、育成にも定評があるオランダの強豪アヤックスと契約。

その後は、移籍金、年俸ともに倍々ゲームを行いながら、ユヴェントス、バルセロナ、マンチェスターユナイテッドと、世界のビッククラブを総なめと言っても良いほど、移籍を繰り返し、ピーク時には、年俸約20億円を記録する超レジェンドプレイヤーに成長しています。

スウェーデン代表としても、エースナンバーである10番を背負い、2006年ドイツW杯欧州予選でも8試合8得点を記録するなど、スウェーデンの絶対的エースに君臨。しかし、強豪ひしめくヨーロッパ大陸ということもあり、ワールドカップでは2006ドイツ、2014ブラジルが予選敗退、2010南アフリカは本大会出場を果たしたもののグループリーグ敗退と結果を残していません。

そんななか、UEFA EURO 2016大会期間中に、同大会を最後にスウェーデン代表から引退することを表明、イブラヒモビッチはスウェーデン代表のユニフォームを脱ぎましたが、2018ロシアワールドカップにスウェーデン代表が本大会出場に伴い、代表復帰も匂わせており、期待とともにその動向が注目されています。

ズラタン・イブラヒモビッチのポイント①:195cmの長身を生かしいた負けない空中戦

スラッとしているので、そこまで高いイメージはないイブラヒモビッチですが、195cmもあり、並み居る多くの屈強DFより頭一つ抜けています。その高さを活かし、空中戦では不利とされる攻撃側でもなかなか負けることがありません。

それにはシックスパックに完全に割れているとされている筋肉隆々な肉体を活かしたフィジカルの強さがあり、空中戦は自分のゴールに向かうヘディングだけでなく、ポストプレーにも生かすことができるので、彼がセンターに入るだけで、多くの攻撃パターンが生まれるほどです。

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ズラタン・イブラヒモビッチのポイント➁:勝利に導く屈強なメンタリティ

上記の多いの所属チームで、イブラヒモビッチが入ったのち、リーグ優勝など結果を残しており、「優勝請負人」とまで言われています。これは、偶然などではなく、彼の持つ強い勝利へのメンタリティーがチームに浸透した証拠といえるでしょう。

残すのは、代表でのワールドカップ制覇ではないでしょうか?

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ズラタン・イブラヒモビッチのポイント③:ファンタジスタの要素もあり

頭だけでなく足元の小技も上手く、まさにストライカー中のストライカーのイメージのイブラヒモビッチ。もちろん驚異的な決定力で、常にゴールを狙うハンターには違いないのですが、生粋のスウェーデン人ながら、名前からも察しがつくように、両親は旧ユーゴスラビア出身。

旧ユーゴの血が入っていることがよく分かるように、魅せるプレーも得意としており、シュートだけでなくアシストも多く記録しており、楽しませてくれるファンタジスタの要素も十分です。

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ズラタン・イブラヒモビッチはロシアのピッチに立つ確率は?

それではズバリ、ズラタン・イブラヒモビッチはロシアのピッチに立つことができるのでしょうか?

もうピークアウトしていると言われる36歳のズラタン・イブラヒモビッチですが、いまだに所属するMLSロサンゼルスギャラクシーでは、デビュー戦でいきなり2ゴール、往年の驚異的な強烈ミドルシュートを魅せるなど輝きを失っていません。

ズラタン・イブラヒモビッチ自身も、Twitterなどに

「私がワールドカップでプレーするチャンスは急上昇している」

「W杯は俺がいるのと、いないとでは違うでしょ」

と語っており、本人は悲願とも言えるワールドカップの優勝に向け、やる気がみなぎっていると、本国スウェーデンのメディアを始め、世界中のサッカーフリークが、2018ロシアワールドカップでのイブラヒモビッチを復帰が現実のものになっていると報じていました。

しかし、問題があるのは、ここまでイブラヒモビッチなしでワールドカップ本戦への切符を掴んだ現スウェーデン代表選手のモチベーション。イブラヒモビッチが一人はいるだけで、影響力は甚大なものがあり、全く違うチームになるのも事実。

スウェーデン代表のディレクターを務めるラース・リヒト氏はイブラヒモビッチがワールドカップに出場する可能性はないと断言しており、またイブラヒモビッチ自身も

「オレがいないスウェーデン代表は優勝候補だ」

と皮肉めいた発言をしており、あとは監督の決断が注目されています。

引用:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?236968-236968-fl

スウェーデン代表の日程

イブラヒモビッチがいるかいないかで注目の度合いは正直変わってきますが、スウェーデン代表が強豪チームである事実は変わりません。いずれにせよ注目試合が続くスウェーデン代表の試合日程は以下の通りです。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月18日15:00(18日23:00)スウェーデン代表vs韓国代表(ニジニ・ノヴゴロド/ニジニ・ノヴゴロドスタジアム)/NHK

6月23日21:00(24日3:00)スウェーデン代表vsドイツ代表(ソチ/フィシュトスタジアム)/TBS、NHKBS

6月27日19:00(27日23:00)スウェーデン代表vsメキシコ代表(エカテリンブルク/エカテリンブルクアリーナ)/TBS、NHKBS

注目はサッカースタイルも異なるメキシコ代表との戦い。ともに勝った方が決勝トーナメント進出となる戦いになる公算が強く、絶対に負けられない面白い試合になりそうです。

スウェーデン代表優勝まで道のり

過去のワールドカップでは自国開催となった1958年大会での準優勝が最高。やはり、ワールドカップ制覇は国民の悲願。果たしてロシアでその夢を成し遂げることができるのでしょうか?

※グループF1位通過の場合

7月3日17:00(3日23:00)グループF1位vsグループE2位(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/テレビ朝日、NHKBS

※グループF2位通過の場合

7月2日18:00(2日23:00)グループF2位vsグループE1位(サマーラ/サマーラアリーナ)/NHK

グループF2位通過の場合

準々決勝(予定)7月6日21:00(7日3:00)(カザン/カザンアリーナ)/TBS、NHKBS

準決勝(予定)7月10日21:00(11日3:00)(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/テレビ朝日、NHKBS

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

 

まとめ

悪童と呼ばれ、相手DFに恐怖を与え続けているスウェーデン代表、ズラタン・イブラヒモビッチについてお届けしました。いかがでしたでしょうか?

ここまでワールドカップ開催前に、動向が注目される男も珍しいのではないでしょうか?出場してもしなくても影響力は大きそうですね。

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