エデン・アザール【サッカーW杯2018 ベルギー代表の注目選手】

      2018/09/21

一般的に、サッカー強豪国といえば、ドイツ、ブラジル、アルゼンチンなどが挙げられますが、2018ロシアワールドカップで優勝候補の一角まで注目位されているのがベルギー代表です。

FIFAランキングも現在5位、各国のビッククラブに所属する選手がずらり揃うベルギー代表の中心選手が、エデン・アザールです。

ベルギー国民待望のワールドカップ制覇を成し遂げることができるのでしょうか?エデン・アザールの出来次第と言っても良いほど、大きくチームの浮遊に影響することはまちがいありません。

ここでは、ベルギーの至宝、エデン・アザールについて掘り下げていきましょう。

引用:https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20170321/565286.html

エデン・アザール   プロフィール

引用:https://www.footballchannel.jp/2014/08/16/post47835/

氏名:エデン・ミハエル・アザール (Eden Michael Hazard)

年齢:1991年1月7日(27歳)

所属チーム遍歴:リール(フランス)-チェルシー(イングランド)

身長・体重:173cm・76kg

出身地:ベルギー・ラ・ルヴィエール

現年俸:約23億0000万円

両親ともにプロサッカー選手と言う、いわばサッカーエリート少年として生を受けたアザール。プロデビューはなんと14歳、自国ベルギーではなく、隣国とはいえ、フランスの強豪リール。リールで5年間在籍後、マンチェスターユナイテッド、マンチェスターシティ、リヴァプールなど名だたるプレミアリーグの強豪が獲得を模索する中、チェルシーに移籍。20歳そこそこにして、早くも移籍金は約39億円まで達するビークネームの仲間入りを果たします。

チェルシー入団後すぐ、その名を汚すことなく、開幕から3試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに選出される鮮烈なデビューを果たします。それ以降もチームのエースナンバー10番を背負うようになり、チームのプレミアリーグ制覇を始め、プレミアリーグ年間最優秀選手賞を受賞する世界を代表するプレイヤーにまで成長を遂げ、ベルギー代表としてもチェルシー同様、なくてはならない司令塔に君臨します。

昨年の契約更改では、レアル・マドリードやパリ・サンジェルマンなど金に糸目をつけないビッククラブが虎視眈々と獲得を狙う中、なんとしてでも残留をして欲しいチェルシーは、約23億円という年俸額で更新。チェルシーにとってなくてはならない選手だと金額でも示しました。

エデン・アザールのポイント①:常に前を向く天才的ターン

アザールクラスの選手となると、どの国(チーム)も屈強なDFでマンマークを付けますが、どんな選手がついていようが天才的といえる独特の短いターンで、常に前を向くことができます。当然、攻撃的な選手は前を向いていないと得点のチャンスは生まれないものですが、世界的クラスの選手でも相手からのプレッシャーでなかなか前ばかり向けないもの。それが見ていると分かりやすいですが、アザールは常に前を向いているイメージなのです。

[youtube id=”WJW06jGjzbg”]

エデン・アザールのポイントのポイント➁:縦へのスピードが速いドリブル

パスやシュートなども超一流に違いないのですが、1つ特筆すべき点を挙げるとしたら縦へのスピードが速いドリブルではないでしょうか?大げさではなく、ボールを持っているのを忘れてしまうほど普通に走っているのと同じような速度でドリブルで抜いてくるので、よほどのスピードがないと止められませんし、ドリブルばかりに注意していると不意なパスやミドルシュートが飛んでくることもあり、相手DFからしたら厄介な相手です。

[youtube id=”i4iSHamEBvU”]

エデン・アザールのポイントのポイント③:決して倒れないフィジカル力

アザールは幼少時代、柔道をやっていたこともあり、そのスキルが活かされていて、トップスピードで身体ごとぶつかっても倒れない重心の低さと力強さも兼ね備えています。見た目以上に強靭で決して倒れないフィジカル力で、相手からの強烈なプレッシャーも問題ないと思えるほどです。

[youtube id=”NI5h6Ka3uxs”]

エデン・アザールのベルギー代表でのベストポジションは?

引用:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=32033

現在のベルギー代表基本フォーメーションはアザールを中央の2枚の1つとなる「3-6-1」。トップにルカクという怪物級のFWがおり、ルカクの利点を上手く使えるフォーメーションだと思えます。アザール自身も今のトップ下のポジションに満足しており、「10番のポジションでプレーしたい。その方が攻撃面でより自由にやれると思う」と語っています。

しかし、所属するチェルシーではトップ下ではなく左ウイングでプレーしています。これにはモウリーニョ監督の考えでもある、アザールのストロングポイントである縦への速い動きが使え、1対1で勝負しやすいポジションだからです。

もしベルギー代表が左サイドにした場合、フォーメーションも両ワイドをつくるため、4-2-3-1になるでしょうが、果たしてトップ下と左ウイングどちらが最適でしょうか?

また、いわゆる偽9番と言われるフォワードでの起用もチェルシーではありましたが、やはりワールドカップは1年間戦うクラブでのリーグ戦と異なり短期決戦。これまでも代表でプレーしており、本人も慣れ親しんでいるトップ下(10番)のプレイ―がベストではないでしょうか?果たして、ベルギー代表が取るアザールの起用法は注目されます。

ベルギー代表の日程

グループGに入ったベルギー代表。グループリーグの日程は以下の通りです。同じグループGにはサッカーの母国イングランド代表も入りました。実力的にはベルギー代表が上と言われてはいますが、やはり母国のとしてのプライドはあり、ましてや同じヨーロッパの新興実力国に負けるわけにはいきません。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月18日18:00(19日0:00)ベルギー代表vsパナマ代表(ソチ/フィシュトスタジアム)/フジテレビ、NHKBS

6月23日15:00(24日23:00)ベルギー代表vsチュニジア代表(モスクワ/スパルタクスタジアム)/フジテレビ、NHKBS

6月28日20:00(29日3:00)ベルギー代表vsイングランド代表(カリーニングラード/カリーニングラードスタジアム〉/NHK

やはり注目試合はベルギー代表vsイングランド代表。ベルギー代表にはアザールを始め、イングランドプレミアリーグで活躍する選手も多く勝手知った選手ばかり、意地と意地の戦いとなる面白い試合になることでしょう。

ベルギー代表優勝まで道のり

 

またベルギー代表はかなり抽選にも恵まれていると言えます。初戦で比較的楽に戦えそうなパナマ戦、ある程度プレッシャーから解放させる2戦目に決勝の地であるモスクワで戦え、最大の目玉であるイングランド戦は2戦を勝利しておけば決勝トーナメント進出を決めてから戦えると言う理由な状況。運も実力のうち、ベルギー代表に風は吹いている!?

悲願のワールドカップ制覇を成し遂げることができるのでしょうか?優勝までの道のりをみてみましょう。

※グループG1位通過の場合

7月2日21:00(3日3:00)グループG1位vsグループH2位(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ)/NHK

※グループG2位通過の場合

7月3日21:00(4日3:00)グループG2位vsグループH1位(モスクワ/スパルタクスタジアム)/NHK

グループG1位通過の場合

準々決勝(予定)7月6日21:00(7日3:00)(カザン/カザンアリーナ)/TBS、NHKBS

準決勝(予定)7月10日21:00(1Ⅰ日3:00)(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/テレビ朝日、NHKBS

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

まとめ

ベルギー代表の司令塔、エデン・アザールについてお届けしました。いかがでしたでしょうか?果たしてアザールはロシアの地にどのポジションで登場するでしょうか?怪我明けだけに、意表をついて左ウイングなんてことも考えられるかもしれません。いずれによせ楽しみですね。

 - スポーツ