メスト・エジル【サッカーW杯2018 ドイツ代表の注目選手】

      2018/09/21

前大会2014ブラジルワールドカップでも圧倒的強さを誇り優勝したドイツ代表。それ以来、ずっとFIFAランキング1位の座を死守しており、今大会2018ロシアワールドカップも優勝候補筆頭です。

ここまでドイツ代表が強いのは、どのポジションも次から次へと新たな逸材が誕生している育成システムの成功が主な理由の一つ。どんなビッククラブよりレギュラーの座をつかみ取るのが難解とさせるドイツ代表のレギュラーの座を長年守り続けており、ドイツ代表のコンダクターとなっているのがメスト・エジルです。

メスト・エジルの出来がドイツ代表の調子を左右すると言っても過言ではないキープレイヤーであることは間違いありません。そこで、ここではメスト・エジルがどんな選手なのか深掘りしていきます。

引用:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?200673-200673-fl

メスト・エジル   プロフィール

引用:http://number.bunshun.jp/articles/-/826894

氏名:メスト・エジル(Mesut Özil)

年齢:1988年10月15日(29歳)

所属チーム遍歴:シャルケ(ドイツ)-ブレーメン(ドイツ)-レアルマドリード(スペイン)-アーセナル(イングランド)

身長・体重:180cm・70kg

出身地:ドイツ・ゲルゼンキルヒェン

現年俸:約22億0000万円

愛称が「フクロウ」や「オズの魔法使い」というところからも分かる通り、サバンナの高橋さんやfacebookの創業者、マークザッカーバーグ氏に似ており、どことなく日本人には親近感を覚える顔立ちのエジル、生粋のドイツ人ですが、両親はトルコ系移民の2世でトルコにルーツがあります。

ドイツ代表とはU-19代表に選出以来、フル代表に上り詰めるまで順風満帆に進んでおり、既にフル代表でも86キャップ、22ゴールを記録しています。クラブチームでは、地元のドイツブンデスリーガで結果を残したのち、レアルマドリード、アーセナルと世界のビッククラブで結果を残し続けています。

そして、ワールドカップ終了後にはバルセロナが熱心にオファーを出していると言われており、その年俸額は日本円で24億円を要求しているなど破格!ワールドカップの活躍次第ではまだまだ上がる可能性があります。

メスト・エジルのポイント①:針に糸を通すようなパス精度

エジルの特徴と言えば、まさに針に糸を通すようなパス精度は世界トップクラスと言われています。ただパスの精度が高いだけでなく、想像性が豊かなので、相手の不意をつくようなラストパスを次々と供給でき、決定的チャンスを生み続けます。アーセナルでもパス数はMFでプレミア1を誇るなど、精度が高いだけでなくボールキープ力も高いのでボールが集まりやすくチームにリズムを作り上げることができます。

また、攻撃的なMFならばどこでもこなせるユーティリティプレイヤーであるエジル。ポジションしかりですが、どの所属チームでもブランクなく結果を残しているなど順応性の高さもエジルの魅力の一つ。

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メスト・エジルのポイントのポイント➁:視野が広くゲームをコントロール

極端に例えてしまうと、後ろにも目があるのではと思ってしまうほどの視野の広さもエジルの驚くべきところ。特にドイツ代表の選手は世界でも有数のタレント揃いなので、彼らをコンダクターのように操れるのは、絶対的なタクトを振れる選手でないと厳しいですが、周囲を上手に動かしながら、キープ力もあり、サイドで溜めることもできるので、相手にとってはどんな攻撃を操るのか想像しづらくやりづらいのです。

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メスト・エジルのポイントのポイント③:ここぞと言う時の加速力

そこまでスピードがあるようなイメージはないエジルですが、ここぞと言う時の加速力は目を見張るものがあります。南米の選手などはフェイントなどをしてドリブルをする選手などテクニックを見せつける選手も多いですが、加速力と又抜きだけで抜く猪突猛進ドリブルは一見の価値があります。全体的に運動量は少ない分、スタミナを消費しすぎずに試合を運べるので90分最後まで同じ動きができるのもエジルのメリットと言えるでしょう。

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メスト・エジルがラストパスを送るストライカーは?

前述したとおり、世界屈指のパス精度を誇るエジル。世界有数のパッサーであるエジルがラストパスを送り、ドイツ代表を勝利に導くドイツ代表のフォワードは誰になるのでしょうか?ドイツ代表の基本フォーメーションは「4ー2ー3ー1」になるでしょうから、トップ下にエジルが配置され、ワントップ。わずか1枠のドイツ代表レギュラーの座は誰が射止めるのでしょうか?

◎本命:サンドロ・ワグナー(ホッフェンハイム)→フィジカルの強さと194cmの長身を生かし、ポストプレーが得意

引用:http://kicker.town/hoffenheim/2017/07/58007.html

〇対抗:ティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)→22歳の若さで覚醒の期待あり、スピード力がありエジルの繊細なラストパスを活かしやすい

引用:http://kicker.town/deutschland/2017/06/55214.html

▲大穴:マリオ・ゴメス(シュトゥットガルト)→屈強な肉体で、圧倒的決定力を誇るTHEストライカー。一時期は絶対的本命候補も怪我で一時離脱。どこまで体が戻っているか?スーパーサブでの起用か!?

引用:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?196622-196622-fl

 

ドイツ代表の日程

グループFに入ったドイツ代表。グループリーグの日程は以下の通りです。過去のワールドカップでも優勝候補にされていた有力チームが初戦でつまずき、そのまま勢いに乗れず敗退なんて事はよくある話。何があるか分からないのがワールドカップ、ドイツ代表戦も初戦から見逃せません。

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月17日18:00(18日0:00)ドイツ代表vsメキシコ代表(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

6月23日21:00(24日3:00)ドイツ代表vsスウェーデン代表(ソチ/フィシュトスタジアム)/TBS、NHKBS

6月27日17:00(27日23:00)ドイツ代表vs韓国代表(カザン/カザンアリーナ〉/NHK

実力だけをみれば、メキシコ代表、スウェーデン代表、韓国代表ともに格下と言える相手。勢いにのって1位通過を果たすためにもですが、攻撃力が高く、万が一の隙をつかれるのが怖い初戦のメキシコ代表戦が再注目ポイント!もうドイツ代表を率いて、12年と選手を知り尽くしているレーブ監督の選手交代などでいかに決勝トーナメントに余力を残せる采配ができるかも楽しみなところです。

ドイツ代表優勝まで道のり

 

2018ロシアワールドカップを最後に勇退が噂されているドイツ代表監督レーヴ氏のためにも、やはり優勝で有終の美を飾りたいドイツ代表。2大会連続優勝の偉業を成し遂げることができるのでしょうか?優勝までの道のりをみてみましょう。

※グループF1位通過の場合

7月3日17:00(3日23:00)グループF1位vsグループE2位(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/テレビ朝日、NHKBS

※グループF2位通過の場合

7月2日18:00(2日23:00)グループF2位vsグループE1位(サマーラ/サマーラアリーナ)/NHK

グループF1位通過の場合

準々決勝(予定)7月7日18:00(7日23:00)(サマーラ/サマーラアリーナ)/NHK

準決勝(予定)7月11日21:00(12日3:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

まとめ

ファンタジスタであり、テクニシャンでもあるエジル。サッカーに詳しくなくとも楽しいと感じられるようなサッカーができる魅せられる選手です。

メッシやCロナウドほどの知名度はありませんが、ドイツ代表がワールドカップ連覇となれば、同じくらいまで知名度も価値もうなぎのぼりになるかもしれません。

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