サッカーワールドカップ(W杯)出場国紹介!【クロアチア】
2018/09/21
日本代表がワールドカップ本戦初出場した1998フランスワールドカップでは、日本と同じグループリーグだったこともあり、日本でも馴染み深いクロアチア代表。
その1998フランスワールドカップでは見事3位に輝き、躍進しました。それ以降、グループリーグ突破にはなっていませんが、2016欧州選手権ではベスト16に輝き、再び脚光を浴び始めています。
紅白の市松模様のユニフォームがトレードマークで、東欧の強豪のイメージがあるクロアチア代表。
そんなクロアチア代表について、知っておくと2018ロシアワールドカップが2倍、3倍楽しくなるようまとめてみました。
Contents
クロアチアってどんな国?
冒頭でも書きましたが、日本との対戦したこともあり、サッカー強豪国のイメージが強いクロアチアですが、いったいどんな国なのでしょうか?
位置としては、東ヨーロッパ、バルカン半島に位置する共和制国家です。隣国は、西にスロベニア、北にハンガリー、東にボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビアと国境を接しています。
1991年にユーゴスラビアより独立した新しい国で、旧ユーゴと言えば、サッカーでも、元名古屋のピクシーことストイコビッチを始め、世界的プレイヤーを多く生んでいた東欧の強豪で、クロアチアにもその遺伝子を今に残しています。
面積は、56,542k㎡と、日本で例えるなら東北地方6県を一回り小さくした感じでしょうか?人口は、4,416,000人と、長野県と新潟県を合わせたくらいしかいない、比較的小さな国です。
とても治安が良い国としても知られていて、特に夏のシーズンは、海水浴などリゾート地としてヨーロッパを始めとした多くの観光客でにぎわう観光立国でもあります。また、昔ながらの歴史的な街並みを今に残していて、散策するだけでも画になるノスタルジックな街並みも人気ですね。
首都は、ザグレブ。
その名を聞いてピンとくるサッカーファンも多いかもしれませんが、サッカー的にも首都・ザグレブにホームタウンを置く、NKディナモ・ザグレブは強豪チームとして知られていて、あのキングカズこと三浦知良が1999シーズンに在籍していたことでもお馴染みです。
クロアチアリーグ連覇中の、NKディナモ・ザグレブはカズ以外にも、過去には佐藤寿人や家長昭博らを獲得しようと接触したこともあり、日本人選手獲得に積極的とされています。
それは、もともとクロアチアという国自体が、親日家であると言われているのも一つの所以となっているのかもしれません。
クロアチア代表とは?
1998フランスワールドカップ時の3位以来の決勝トーナメントを狙うクロアチア代表。
一体、どんなチームなのでしょうか?現在のFIFAランキングは15位。あのサッカーの母国、イングランド代表(16位)や、スウェーデン代表(18位)より上位にランキングしており、正直、かつての旧ユーゴ代表や、1998フランスワールドカップ時代のボバン(ACミラン)やスケール(レアルマドリード)のようなビッククラブに所属する選手も数多く、栄光再びと期待するクロアチア国民も多いです。華麗なプレイで、魅せるサッカーを信条としているのではないでしょうか?
クロアチア代表の特徴としては、昔からの伝統ではありますが、テクニシャンが多い印象があります。そのため、個々の強さは絶対的な自信があり、その証拠に個の力を重視するサッカーを好む日本代表ハリルホジッチ監督は、クロアチアとは同組になりたくないと、抽選会前にコメントするなど、ハリルが好むようなサッカーをしているといえます。
グループリーグはラッキー!クロアチア代表と同組は?
ワールドカップのような短期決戦では、実力はもちろんのこと、やはり運も大きく左右します。抽選で振り分けられるグループリーグの対戦国がどこになるかは、決勝トーナメントに進出できるか否かだけでなく、勢いをつける意味でも大変重要です。
クロアチア代表が入ったグループは、グループD。対戦する国は、アルゼンチン代表(FIFAランキング4位)、アイスランド代表(同20位)、ナイジェリア代表(同51位)となります。
FIFAランキング的にも上位2チームに入っているクロアチア、順当に行けばグループリーグ突破は有力とされています。更に、FIFAランキング上位のポット1のなかで、アルゼンチン代表が入ったことは、やや予選でも不安定だったなど不安要素があるチームなので、クロアチアに近いロシア開催というアドバンテージもあり、1位通過も夢ではないと思います。
クロアチア代表と対戦する国との試合日は?
クロアチア代表が入ったグループは、前述通りグループD。
グループDには、他にアイスランド、ナイジェリア、アルゼンチンの計4チームとなっています。前述通り、アルゼンチン代表は正直、スーパースター、メッシの出来次第というところもあり、予選でも不安定だったため、アルゼンチンが余裕でグループリーグ突破とはいかず、混戦になる可能性が高いです。
というのも、4チームとの完全に突出した実力のあるチームはなく、その時の勢いによって勝敗は大きく左右するのではないでしょうか?それゆえに、よく言われていることですが、クロアチア代表で言えば初戦のナイジェリア戦に確実に勝つことが大事と言えます。
6月16日21:00(17日4:00) クロアチア代表 vs ナイジェリア代表(カリーニングラード/カリーニングラードスタジアム)
6月21日21:00(22日3:00)クロアチア代表 vs アルゼンチン代表(ニジニ・ノヴゴロド/ニジニ・ノヴゴロドスタジアム)
6月26日21:00(27日3:00) クロアチア代表 vs アイスランドア代表(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ)
※()は日本時間
クロアチア代表、キープレイヤーはこの3人!
クロアチア代表が躍進するのは、やはりキープレイヤーの活躍は必要不可欠です。押さえておきたいクロアチア代表キープレーヤーは以下の3人です。
①モドリッチ(レアルマドリード)
クラブワールドカップンも制し、名実ともに世界No,1クラブとなっているスペインの超ビッククラブ、レアルマドリードでエースナンバーの10番を背負うキープライヤーです。今や、モドリッチの出来次第で、チームの出来不出来が変わると言われているほど、レアルマドリードでは、あのCロナウド以上の影響力を持っていると言われています。クロアチアの選手ならではの、華麗なテクニックで、いかに中盤をモドリッチが支配できるかは大きなポイントとなることでしょう。
➁ラキティッチ(バルセロナ)
クロアチアの伝説的プレイヤーであるボバンの後継者とも言われている、攻撃的MFです。正確無比なキックを得意としていて、バルセロナでも、あのメッシ、スアレス、ネイマールがゴールを量産した2016-2017シーズンも、ラキティッチが後方から支えていたからだと評する人も多いほどです。
③ペリシッチ(インテル)
ついこの間まで日本代表長友佑都とポジション争いもしていた、インテル所属のサイドバックです。クロアチア伝統とも言える速いサイド攻撃の鍵となる選手で、ピンポイントなセンタリングは圧巻です。また、時にはセンタリングかと思いきや、シュートを放つ攻撃力も侮れません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?やはりドイツ代表やブラジル代表のような下馬評から強いチームに比べると、やや地味な印象もあるクロアチア代表。ただ、超ビッククラブで主力となっているメンバーも多く、実力を見る限り、やはり侮れず一気に躍進する可能性を秘めていると思います。
テクニシャンも多く、そこまでサッカーを知らない人でも観ていて楽しいサッカーをしてくれるクロアチア代表。ワールドカップで勝ち進めば盛り上がること間違いなしです。
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