ルカ・モドリッチ【サッカーW杯2018 クロアチア代表の注目選手】

      2018/09/21

かつてユーゴスラビアだった頃から、東欧のサッカー強豪国で、魅せるサッカーを信条としていました。国が分かれ、その一つであるクロアチアになってからも、1998フランスワールドカップで日本代表とも対戦したクロアチア代表のエース、ボバンなど魅せるサッカーは変わらず、そして今もその血は流れ続けていると言えます。

現在のクロアチア代表のエースと言えば、ルカ・モドリッチ。どんな魅せるサッカーをしているのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

引用:https://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20160830/486796.html

引用:http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=16596

氏名:ルカ・モドリッチ

年齢:1985年9月9日(32歳)

所属チーム遍歴:ディナモ・ザグレブ(クロアチア)-トッテナム(イングランド)-レアル・マドリード(スペイン)※現在

身長・体重:174cm・65kg

出身地:ユーゴスラビア・ザダル

現年俸:約9億Ⅰ000万円

幼少期のモドリッチは、カラダも決して強くなく、ひ弱でプロサッカー選手でしかも海外で活躍するなど考えられない程でした。小さなころからサッカーをやってはいたものの、クラブチームの下部組織などではトライアルで不合格になるなど、性能の片りんはまだ見せていませんでした。知り合いの紹介で、クロアチアでも有数の強豪チーム、ディナモ・ザグレブには、モドリッチと同郷のサッカー専門家であるトミスラフ・バシッチ氏の推薦もあり合格。ただ、すぐに芽が出たわけではなく、そこからレンタル移籍で渡ったクロアチアの中堅チームで、サッカーセンスが爆発します。

ディナモ・ザグレブに戻ったのち、すぐさまエースに成長、試合を操るコンダクターとして試合の主導権を握る存在になって行きます。評判はすぐさま海を越え海外に、2008年には、イングランド・トッテナムに、同クラブの当時史上最高額となる移籍金2300万ユーロ(37億6,000万円)という高額移籍金で移籍を果たします。移籍後も期待の高さに応えるように大活躍、クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献するなど、トッテナムでも中心選手となり、世界的プレイヤーとなっていきます。

そして、とうとう2012年には、五指に入るビッククラブであるスペインのレアル・マドリードに移籍。スター軍団の一員となります。レアル・マドリード入団当初は、なかなか結果を残せませんでしたが、アンチェロッティ監督就任後は、主力に成長。クリスチャーノ・ロナウドやアンヘル・ディ・マリアとシャビ・アロンソらとともに世界最強の中盤を構成するメンバーとなります。2017年にはとうとうエースナンバーである10番を背負い、レアル・マドリードそしてクロアチアをコントロールする10番らしいコンダクターとなり活躍しています。

ルカ・モドリッチのポイント①:ボールコントロールが圧倒的に上手い

やはりクロアチア(ユーゴスラビア)の伝統とも言うべき、魅せるサッカーはしっかりモドリッチが継承していることが分かるほど、ボールコントロールが圧倒的に上手く、どんな強烈なプレッシャーをかけられていても、見る方からすれば簡単にやっているように見えるほど巧みにマークを外し、気付くとフリーな状態を作っていることを度々見ることができます。

また、ボールを持っている時も、相手が悔しくて仕方ない又抜きや相手の動きの逆を読んで、ため息が出るほど華麗に抜き去っていきます。

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ルカ・モドリッチのポイントのポイント➁:パスの精度が驚異的に高い

まるで後ろにも目があるかのような驚異的に視野が広く、どこでも見事なまでのパスを繰り出す精度の高さは必見です。なかでも、右足から繰り出されるアウトサイドパス。ロングパスでもショートパスでも同じスピードと強さのパスを繰り出せるので、相手からすればパスコースを読みづらく、得点に結びつくラストパスを供給し続けます。

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ルカ・モドリッチのポイントのポイント③:守備力も抜群

華麗なプレーは、とかく攻撃面が注目されますが、モドリッチの守備力の高さも抜群です。ディフェンススタイルとしては、フィジカルでガツガツ守ると言うよりは、クレバーにパスコースを読んで、スマートにボールを奪取するパスカット力が上手く、守備面でも華麗さを惜しげもなく披露してくれます。

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ルカ・モドリッチ以外のクロアチア代表注目選手

モドリッチの華麗なるラストパスを受け、ゴールを決めるストライカーをはじめ、クロアチア代表にはモドリッチ以外の注目選手はどんな選手がいるでしょうか?

①マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス/イタリア)

引用:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?169219-169219-fl

イタリアの強豪ユヴェントスで活躍する、運動量豊富でどこにでも顔を出す暴れん坊ストライカー。

➁イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ/スペイン)

引用:https://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20140829/226202.html?cx_tag=page1

モドリッチが所属するレアル・マドリードとは永遠のライバルであるバルセロナで攻撃の起点となり、攻守の要となっているMF。

③マテオ・コヴァチッチ(レアル・マドリード/スペイン)

引用:http://liverpool.tokyo/?tag=%E3%83%9E%E3%83%86%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%81

ポストモドリッチの呼び声も高い抜群のボールコントロール力と、キープ力を誇るクロアチア伝統のファンタジスタ。

クロアチア代表の日程

グループDに入ったクロアチア代表。グループリーグの日程は以下の通りです。ユーゴスラビア時代のように上位まで快進撃はあるのでしょうか?

()は日本時間、/はテレビ中継予定

6月16日21:00(17日4:00)クロアチア代表vsコロンビア代表(カリーニングラード/カリーニングラードスタジアム)/日本テレビ、NHKBS

6月21日21:00(24日3:00)クロアチア代表vsアルゼンチン代表(ニジニ・ノヴゴロド/ニジニ・ノヴゴロドスタジアム)/日本テレビ、NHKBS

6月26日21:00(27日3:00)クロアチア代表vsアイスランド代表(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリーナ〉/日本テレビ、NHKBS

注目すべきは第2戦、アルゼンチン代表戦。メッシのようなファンタジスタもいますが、どちらかというと力で押し切るような選手が多く、まさにクロアチア代表とは対照的。柔と剛の対決でまさにワールドカップと言った名勝負になる予感がします。

クロアチア代表優勝まで道のり

 

※グループD1位通過の場合

7月1日21:00(2日3:00)グループF1位vsグループE2位(ニジニ・ノヴゴロド/ニジニ・ノヴゴロドスタジアム)/NHK

※グループD2位通過の場合

6月30日17:00(30日23:00)グループF2位vsグループE1位(カザン/カザンアリーナ)/NHK

※グループF2位通過の場合

準々決勝(予定)7月6日17:00(7日23:00)(ニジニ・ノヴゴロド/ニジニ・ノヴゴロドスタジアム)/TBS、NHKBS

準決勝(予定)7月10日21:00(11日3:00)(サンクト・ペテルスブルク/サンクトペテルブルクスタジアム)/NHK

決勝7月15日18:00(16日0:00)(モスクワ/ルジニキスタジアム)/NHK

まとめ

クロアチア代表伝統のファンタジスタを継承する男、ルカ・モドリッチについて掘り下げてみました。いかがでしたでしょうか?

モドリッチのプレースタイルは見ていて楽しくなる魅せるサッカー、サッカー初心者でも楽しめますので、あまりサッカーを知らない人にも是非モドリッチを紹介してあげてください。

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