サッカーワールドカップ(W杯)出場国紹介!【アルゼンチン】
2018/09/21
あまりサッカーを知らない人でも、サッカー強豪国と言えば、サッカー王国であるブラジルを始め、アルゼンチン、ヨーロッパのドイツやスペインなどを思いつく人が多いと思いますが、そのなかの一つであるアルゼンチンが苦しんでいます。
後述する内輪もめなどもあり、ロシアワールドカップ予選も大苦戦。なんとか本戦行きの切符を獲得しました。しかし、予選に苦しんだチームは本戦では勝ち進むというジンクスもあり、2018ロシアワールドカップでも侮れません。そう、なんといっても、あのリオネル・メッシがいるのですから。
そんなアルゼンチン代表について、知っておくと2018ロシアワールドカップが2倍、3倍楽しくなるようまとめてみました。
Contents
アルゼンチンってどんな国?
古くからサッカーが盛んな国としてお馴染みのアルゼンチンですが、どんな国なのでしょうか?
南米大陸のブラジルの南に位置するアルゼンチン、国土の広さは2,780,400km2と世界第8位となる広さで、日本の約7.4倍ほどあります。そのほとんどが、自然がそのまま残る大森林などで、そのため、人口は40,760,000人と日本の1/3程度になっています。
主都はブエノスアイレスで、コルドバやロサリオも人口100万人を超える大都市です。
位置的には、日本とは地球の真裏とも言えるアルゼンチンですが、隣国ブラジルほどではないにせよ、日系人の数も多く、また丸ノ内線の中古車両を今も現役で使用しているなど意外なところで日本とアルゼンチンはつながっています。
隣国であるブラジルとは、1800年代に実際に本当の戦争を起こしているなど仲が悪く、そのためサッカーでも強豪国同士ということもあり、お互いに絶対に負けられない戦いとして、アルゼンチンvsブラジルは永遠のライバル対決として意地と意地の試合となります。
サッカー的には、過去にワールドカップ優勝2回、準優勝3回を誇る世界屈指の強豪国で、前回大会である2014ブラジルワールドカップでも決勝でドイツ代表に0-1と惜敗で、準優勝となりました。また、1978年には自国開催もしています。
アルゼンチンリーグ(プリメーラ・ディビシオン)には、ボカ・ジュニアーズ、CAリーベル・プレートといった世界的クラブも存在しています。ただ、代表に名を連ねるような有力選手は、ピーク時はだいたい(年俸の高い)ヨーロッパのビッククラブに所属し、晩年を自国に戻るタイプが多い傾向があります。
アルゼンチン代表とは?
メッシ率いるチームというイメージが強いアルゼンチン代表。いったい、どのようなチームなのでしょうか?
FIFAランキングとしては、現在4位と決して悪い位置にはいません。ただ、ブラジルワールドカップが開催された2014年の頃と比べると、ワールドカップ予選でも苦戦が強いられたなど、まだまだ調子が不安定な事も多く、メッシなどキープレイヤーの出来次第では、グループリーグ敗退も優勝もあるようなチームだと言えます。
アルゼンチン伝統の強さである『巧い』『強い』というストラングポイントは、やはり健在で、ヨーロッパのビッククラブに所属している選手がほとんどなので、ワールドカップのようなここ一番の勝負強さも持ち合わせていると言えます。
予選大苦戦…アルゼンチン代表の躍進はあるか?
ブラジルを始め、コロンビア、ウルグアイ、ペルーなど強豪国揃いとは言え、ワールドカップ南米予選では、そう難しくなく通過するだろうという下馬評だったアルゼンチン代表。しかし、蓋を開けてみれば、一時期は勝ち点が積み重ねることができず、アジアとのプレーオフに行けねばならない順位である5位まで落ち、ワールドカップ本戦出場すら危ぶまれる時期もありました。
しかし、最後はスーパースター、メッシが、最終戦となった決戦のアウェイ・エクアドル戦でハットトリックという無双の活躍をするなどし、順位は3位で2018ロシアワールドカップ本戦出場を果たしています。
からくもワールドカップ本戦への切符を掴んだアルゼンチン代表ですが、地表の高いなど環境的に不利な要素も多かったとはいえ、南米予選でのアウェイの成績は、1勝4敗4分けとほぼ結果を残せず、格下と思われるチームにも大苦戦をしています。特に、メッシが一時期代表引退をほのめかすなどモチベーションが低下していた予選前半は、成績も内容も苦戦しています。
2018ロシアワールドカップでは、南米のアルゼンチンとは遠く離れた北の大国・ロシア。ヨーロッパで活躍している選手が多いので、適応力は高いと思いますが、食事の面や練習場など文化の違いもあるので、チームとしてどこまでサポートがどこまでできるかポイントとなります。そして、もちろんながらメッシの出来次第というのが実際のところでしょう。
アルゼンチン代表と対戦する国は?試合日は?
ポルトガル代表が入ったグループは、グループD。
グループDには、他にクロアチア、ナイジェリア、アイスランドの計4チームとなっています。
FIFAランキングとしては、4位のアルゼンチン代表に対して、クロアチア代表が15位、アイスランドが20位、ナイジェリア代表が51位となっています。順位的もながら、試合巧者の面でもアルゼンチン代表が限りなくグループリーグは突破するとみられています。
ただ、同じような下馬評ながら、ワールドカップ予選でも大苦戦をしており、初戦のアイスランド戦で引き分けるような事があれば、一気に崩れてしまう大波乱も考えられます。
6月16日16:00(16日22:00) アルゼンチン代表 vs アイスランド代表(モスクワ/スパルタクスタジアム)
6月21日21:00(22日3:00)アルゼンチン代表 vs クロアチア代表(ニジニ・ノヴゴロド/ニジニ・ノヴゴロドスタジアム)
6月26日21:00(27日3:00) アルゼンチン代表 vs ナイジェリア代表(ロストフ・ナ・ドヌ/ロストフアリー)
※()は日本時間
アルゼンチン代表、キープレイヤーはこの3人!
アルゼンチン代表が躍進するのは、やはりキープレイヤーの活躍は必要不可欠です。押さえておきたいアルゼンチン代表キープレーヤーは以下の3人です。
①リオネル・メッシ(バルセロナ)
誰もが認めるアルゼンチン代表の中心選手で生命線です。彼の出来が比例してチームの好不調となると言っても言い過ぎではありません。針に糸を通すような正確無比なパス、ここぞというときに決められる驚異的な決定力など、そこまで運動量は多くないにも関わらず、常に試合をコントロールしている、生きる伝説です。2018ロシアワールドカップで、更なるメッシ伝説を残せるか注目されます。
➁パウロ・ディバラ(ユヴェントス)
イグアインやアグエロといった有力選手が、怪我や不調で代表を外れているため、パウロ・ディバラのような若手の奮起が期待されます。所属するユヴェントスでは、2017-2018シーズンから、かつてはプラティニやロベルト・バッジョ、デルピエロら名だたるレジェンドプレイヤーが付けた10番を背負うなど若きエースに成長しており、ワールドカップでの爆発も期待されます。
③マウロ・イカルディ(インテル)
ワールドカップでは、やはり最大のキープレイヤーであるメッシにマークが集中するため、いかに周囲の選手がかく乱するかも重要になってきます。そのため、パウロ・ディバラとともに期待されるフォワードが、インテル所属のマウロ・イカルディです。所属するインテルでは、因縁のACミランとのダービーマッチでハットトリックを果たすなど好調を維持しており、ワールドカップでのブレイクが期待されています。
まとめ
やはりメッシのような華のあるプレイヤーがいるチームが勝ち進むと、盛り上がるものです。下馬評としては必ずも高くないアルゼンチン代表ですが、下馬評が高くないチームが勝ち進むのは、過去のワールドカップを見てもセオリーみたいなもの。
若手の台頭も著しいアルゼンチン代表だけに、勢いにのれば一気に勝ち進むこともありえるので要チェックです。
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