サッカーワールドカップ(W杯)出場国紹介!【チュニジア】

      2018/09/21

親善試合などで日本代表との対戦も多いので、日本のサッカーファンにはお馴染みのチュニジア代表。

親善試合では日本代表が勝っているイメージですが、しかし、来日しているチュニジア代表は、時差などでのコンディション問題や、ベストメンバーではないことなどもあり、本当のチュニジア代表の実力ではありません。

ここではチュニジア代表のサッカーについてまとめてみました。

チュニジアってどんな国?

冒頭でも述べた通り、日本のサッカーファンには比較的知名度の高いチュニジアですが、意外とサッカー以外は知らず、どこにあるのかも分からないなんて人も多いのではないでしょうか?

チュニジアは、西にアルジェリア、南東にリビアと国境を接している北アフリカの国です。北東には地中海があるのどかな気候でも知られていて、近郊のヨーロッパ人にはバカンスのリゾート地として利用している人も多いです。

面積は、163,610k㎡と日本で例えると、岩手県より一回りほど大きいイメージで、そのなかに人口は10,670,000人と東京23区くらいの人口がいるので、比較的人口密度は高いですね。

南部は広大なサハラ砂漠となっており、ラクダとともに生活しているような少数民族も多く住んでいます。特産品は、香水や香水瓶、陶器、砂漠のバラ、オリーブオイルなどが有名です。

チュニジア代表とは?

アフリカ大陸でのサッカー強豪国といえば、スーパーイーグルスの愛称で、オリンピックではいつも無双の強さを誇っているナイジェリア代表が有名ですが、チュニジア代表の実力はどんなものなのでしょうか?

FIFAランキングとしては、23位。アフリカ勢では現在1番手となっています。コンゴ、ギニア、リビアと同組になった2018ロシアワールドカップアフリカ予選では、4勝2分と無敗で通過、その勢いを保持しています。

ただ主要大会では、そこまで結果を残していない現状があります。ワールドカップは、1998フランス大会から、2002日韓、2006ドイツと3大会連続でワールドカップ本戦へ進むも、全てグループリーグ敗退。それ以降は2010南アフリカ、2014ブラジルと2大会予選敗退を屈しています。久しぶりのワールドカップ本戦で、国民悲願ともいえる決勝トーナメント進出なるか注目されます。

チュニジア代表史上最大のチャンス到来!今回のチャンスを逃すな!

詳しくは、後述しますが、今回の2018ロシアワールドカップでチュニジア代表が所属するグループGは、ベルギー代表がやや抜きんでた存在ではあるものの、残りの3チームはほぼ横一線。ややパナマ代表が格下とも言える存在なので、またとないくらいチュニジア代表にとって、初のグループリーグ突破、決勝トーナメント進出も夢物語ではなく、現実味をかなり帯びているとされています。

アフリカの国は、身体能力が高い分、組織のチカラはあまりなく、勢いに乗らないと一気に崩れるイメージがありますが、チュニジア代表はよい意味でアフリカらしくなく、組織的プレーもしっかりできるイメージがあります。

そうなると、ナイジェリア代表のオリンピックでの躍進のような爆発力はそこまで期待できませんが、逆に大崩れはしづらく、確実な手堅いサッカーもできると思います。戦術次第で、引き分けにもっていくような守備重視の戦い方も可能なので、監督の采配がハマれば選手の個々の能力は高いだけに、悲願とも言える決勝トーナメント(ベスト16)が見えてくるでしょう。

チュニジア代表と対戦する国は?試合日は?

ワールドカップで勝ち進むには、実力はもちろんのこと、運も大きく左右します。チュニジア代表が属したグループGは、ベルギー代表、イングランド代表、パナマ代表の4国が入りました。果たして、この組み合わせは運が良かったと言えるのでしょうか?結果が全て物語るでしょう。

6月18日21:00(19日3:00)チュニジア代表 vs イングランド代表(ヴォルゴグラード/ヴォルゴグラードアリーナ)

6月23日15:00(23日21:00)チュニジア代表 vs ベルギー代表(モスクワ/スパルタクスタジアム)

6月28日21:00(29日3:00)チュニジア代表 vs パナマ代表(サランスク/モルドヴィアアリーナ)

※()は日本時間

注目したいのは、やはり初戦のイングランド戦。短期決戦であるワールドカップでは、初戦の勝敗で勢いがつくか決まるという側面があるだけでなく、イングランドはサッカーの母国でありポット1に入るような京極のイメージがありますが、FIFAランキングでも現在16位。23位のチュニジア代表とそこまで大差がなく、勝つチャンスは十二分にあるのです。

理想的な戦い方としては、初戦のイングランド戦はしっかり勝ち点3を取り、ベルギー戦の勝敗関係なく、3戦目のパナマ戦で勝てば確実に決勝トーナメント確定という流れにできれば、かなり精神的にも楽な戦いができるでしょう。

イングランドーベルギーーパナマという試合順も恵まれたと言ってよいと思います。

チュニジア代表、キープレイヤーはこの3人!

アフリカの選手は、若い頃の身体能力が極めて高いので、全く無名の選手がいきなり大活躍する可能性もあるのがチュニジア代表などアフリカの国の魅力の一つ!

過去の大会を見ても、優勝ないし躍進をしたチームには必ずといってよいほどワンダーボーイと呼ばれるようなスター、キープレイヤーが生まれてきています。チュニジア代表が躍進するために必要不可欠なキープレイヤーはいったい誰になるのでしょうか?

①フェルジャニ・サッシ/アル・ナスル

引用:https://www.soccer-king.jp/player/article/677223.html

まだ26歳の若さながら、代表キャップを多く数えるMF。アフリカらしくなくヨーロッパ人のような華麗なテクニックを要し、代名詞となっているヒールパスを武器に、試合のタクトを振ることができるゲームメーカー。彼の出来次第で、チュニジアの出来が変わるほど。

➁ワハビ・ハズリ/スタッド・レンヌ

引用:http://mixi.jp/view_community.pl?id=6158225

フランスリーグアンの古豪レンヌでのレギュラーを張るMFです。スピードに長けており、瞬発力抜群で一気に敵DFを置き去りにするドリブルが武器です。攻撃力が高く、ミドルシュートからペナルティエリアにドリブルで切り込んでのシュートなど多彩な攻撃パターンを持ち合わせているので、相手によって読みづらい嫌な相手です。またフリーキックの名手でもあり、ペナルティエリア近くの不要なファウルは命取りになるでしょう。

③バセム・スラルフィ/ニール

引用:https://twitter.com/search?q=%23%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3

柔らかいボールタッチと切れ味鋭い仕掛け、意外性のあるラストパスなど高いポテンシャルを秘めた若干21歳の若武者MFです。ワールドカップのような短期決戦にはヒーロー的なワンダーボーイは必須。

若さゆえの安定感を欠く点は不安要素ではありますが、その分、爆発力を秘めており、一気に世界的プレイヤーまで飛躍を遂げるチャンスかもしれません。チュニジア代表は比較的MFが豪華なタレントを擁しており、いかにMFで自分たちのペースに試合を持ち込めるかがポイント!

まとめ

チュニジア代表についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか?

ワールドカップ本戦の常連でも、グループリーグ突破した経験はなく、決勝トーナメント進出となれば、快挙となります。国民の悲願とも言える躍進を果たせるか注目されます。

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