サッカーワールドカップ(W杯)出場国紹介!【スペイン】

      2018/09/21

イタリア代表やオランダ代表などヨーロッパのサッカー強豪国が軒並み、予選敗退となっているなか、世代交代期など色々言われながらも本戦にきちんと出場したスペイン代表

グループリーグ同組に、隣国の強豪ポルトガル代表がいるなどグループリーグから気の抜けない戦いが続くと予想されますが、世界で戦ってきた猛者揃いの無敵艦隊スペイン代表、この経験が再びスペイン国民を歓喜へと導けるのではしょうか?

ここではスペイン代表のサッカーについてまとめてみました。

スペインってどんな国?

サッカー好きには、バルセロナ、レアルマドリードと世界を牽引しているトップクラブがある国だけに、有名なスペイン。情熱の国というイメージですが、スペインはどんな国でしょうか?

ヨーロッパの南西、海を挟んでアフリカ大陸(トルコ)と隣国であるスペイン、面積は、504,782k㎡と日本(377,972.28k㎡)より一回り大きい広大な面積を有しています。

人口が、46,524,943人で日本の半分弱、福岡県より若干少ない人数です。福岡県選抜で、あれだけ世界屈指のサッカー選手を生み出しているのは、さすがですね!環境が人を育てるということなのでしょう。

昔から、バルセロナのあるカタルーニャ州は、バルセロナがスペインの経済をけん引していた時期もあるのに、税金面等で冷遇されており、かねてから独立機運が高いところで有名。

そのため、バルセロナとレアルマドリードの対戦(クラシコ)ライバルチームというだけでなく、歴史的背景もあり、どちらが勝っても衝突必至の絶対負けない戦いが繰り広げられています。

スペインサッカーリーグであるリーガエスパニョーラは、世界最高峰のリーグと評する人も多く、バルセロナやレアルマドリードをはじめ、アトレチコマドリード、バレンシアなど世界の十指に入るようなビッククラブを多く存在している。

イングランドプレミアリーグやドイツブンデスリーガなどに比べ、リーガエスパニョーラは攻撃重視のアグレッシブなスタイルとされており、昔からタイプ的に日本人は活躍できないと言われてきました。

しかし、エイバルの乾貴士や、ヘタフェの柴崎岳などが結果を残してきており、日本人活躍できない説は覆えつつあります。また、近い将来バルセロナに復帰確実と言われている久保建英選手も楽しみです。

スペインと言えば闘牛とパエリアが有名ですが、ワインも世界屈指の出荷量を誇っており、そのワインと相性抜群のチーズも特産品として知られています。

スペイン代表とは?

スペイン代表が無双状態だったのは1990年代。特に、1994年から1998年までの4年間無敗を誇っており、あまりの強さから1588年のアルマダの海戦でのスペイン無敵艦船になぞって「無敵艦隊」と言われるようになりました。

2010年南アフリカワールドカップでも、イニエスタやシャビ・アロンソ、セルヒオ・ラモスなどサッカー史に残る名選手を揃えて優勝、無敵艦隊は無双でつき進むかと思いきや、2014ブラジルワールドカップではまさかのグループリーグ敗退。2018ロシアワールドカップではそのリベンジに燃えています。

現在のFIFAランキングは、6位。ベスト3が常連だった1990年代、2000年代始めに比べると、物足りない順位であることは確かです。

ただ無敵艦隊の面影は今も十二分に残っており、2018ロシアワールドカップ予選では、ワールドカップ優勝経験もあるイタリア代表と同組ながら、9勝1分け無敗と、まさに無敗艦隊で突破を果たしました。

しかし下馬評は必ずしも高くはありません。詳しくは後述しますが、2010南アフリカワールドカップ時の優勝メンバーと比較をしてしまうと、なかなか小ぶりな感じで、世代交代が上手くいっていないという声すらあります。2016EUROでもベスト16で終わっており、ここ数年目立った活躍ができていない現状があります。

世代交代は上手くいっている?どう選手を活用するか監督の腕次第!?

近年のスペイン代表はとことん運に恵まれていません。くじ運が悪いのです。ヨーロッパ予選では、同組にイタリア代表が入り、2018ロシアワールドカップ本戦でもグループリーグで、なんと隣国であり、永遠のライバルとも言えるポルトガル代表と同組になりました。

しかも、現FIFAランキングではポルトガル代表のほうが格上の3位(※スペイン代表は6位)。果たしてワールドカップでスペイン代表は無敵艦隊ぶりを発揮できるのでしょうか?

まずメンバーは高スキル選手が揃っているのは確かですが、かつてはレアルマドリードとバルセロナの選手ばかりで代表チームでもすぐに華麗な連携が見られましたが、リーガエスパニョーラがあるスペインでさえ、チェルシーやマンチェスターユナイテッドなどのイングランドプレミアリーグや、ラティオやナポリなどのイタリアセリエA、ドイツブンデスリーガ所属の選手も多く、連携面でどこまで習熟できるかポイントとなります。

そこで気になってくるのは、2016のEURO以降に監督に就任したフレン・ロペテギ氏の手腕。スペインのU-19監督など下部時代から代表を見ており、その当時から知る選手も多いです。(※UEFA U-19欧州選手権では優勝)

現役時代はGKだっただけあり、試合の状況把握には長けており、全盛期に比べると、やや世代交代も上手くはいっておらず絶対的存在は少ないので、やはり選手交代のタイミングは一つの鍵となるでしょう。

スペイン代表と対戦する国は?試合日は?

A~Hまであるグループリーグのなかで、最も注目されているスペイン代表vsポルトガル代表戦もあるグループは、グループB。スペイン、ポルトガルの他には、モロッコ、イランの4チームが属しています。

6月15日21:00(16日3:00)スペイン代表 vs ポルトガル代表(ソチ/フィシュトスタジアム)

6月20日21:00(21日3:00)スペイン代表 vs イラン代表(カザン/カザンアリーナ)

6月25日20:00(26日3:00)スペイン代表 vs モロッコ代表(カリーニングラード/カリーニングラードスタジアム)

※()は日本時間

ワールドカップ本戦となれば、どの試合も注目試合に違いないのですが、そのなかでもやはり全世界のサッカーファンが注目しているスペイン代表vsポルトガル代表は大注目と言えます。

日韓戦と同じにしてしまったら失礼ですが、お互いにサッカーの実力以上に絶対負けたくないチームの一つであり、意地と意地の壮絶な戦いが予想されます。

短期決戦であるワールドカップの場合、チームの勢いも重要であることから、実際スペイン代表vsポルトガル代表の勝者が、そのまま勢いにのり、優勝候補に躍り出ると言っても良いくらいではないでしょうか。

もしかすると、1戦目で敗れたチームは、そのままその後の2試合も勢いにのれず、2014ブラジルワールドカップ時でのスペイン代表の二の舞になる可能性は十分にあります。

スペイン代表、キープレイヤーはこの3人!

過去の大会を見ても、優勝ないし躍進をしたチームには必ずといってよいほどワンダーボーイと呼ばれるようなスター、キープレイヤーが生まれてきています。スペイン代表が躍進するために必要不可欠なキープレイヤーはいったい誰になるのでしょうか?

①イニエスタ/バルセロナ

引用:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?115030-119123-fl

バルセロナ黄金期を支えたのはメッシ以上にイニエスタの存在が大きいと評する者も多いレジェンドプレイヤー。大ベテランの域に入り、全試合フル出場は厳しいでしょうが、想像できないような意外性のあるパスや卓越した試合運びは、2010南アフリカワールドカップを制した経験が必ず活きるはずです。

②アルバロ・モラタ/チェルシー

引用:https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20170720/615319.html

屈強なライバルが多いレアルマドリードで、2016-2017シーズン、20代前半の若さながら15ゴールを記録した点取り屋。鳴り物入りでチェルシー移籍を果たしました。スペイン代表ではワントップを務め、本来のスペイン代表の持ち味である超攻撃サッカーには、彼の爆発力は必要不可欠です。ちなみに192cmの長身でイケメン!2018ロシアワールドカップのヒーローとなれるか!?

③ダビド・デ・ヘア/マンチェスターユナイテッド

引用:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?192476-192476-fl

ビッククラブ、マンUのゴールマウスを守るGKで、世界最高峰GKと評する人も多い。192cmの大きな体格を活かし、手の長いので死角がないほど守備範囲が広いのが武器です。経験も豊富で、まず初戦でCロナウドら勝手知ったるポルトガル代表の攻撃陣を零封できるか大きなポイントとなります。

まとめ

スペイン代表についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか?

意地と意地との張り合いが予想されるスペイン代表vsポルトガル代表戦は何があっても観るべきなほどの好ゲームとなるでしょうね。今から楽しみで仕方ありません。
ベテラン勢も多くなっているスペイン代表、それが経験を活かし吉となるか、それとも短期決戦でスタミナの面などで凶と出るか果たして2018ロシアワールドカップでのスペイン代表の命運はいかに!?
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